マンチェスター・ユナイテッドは29日、クラブを率いる暫定指揮官にラルフ・ラングニック氏を招聘することを発表した。就労ビザを取得し次第、チームを指揮することになる。また、ラングニック氏は今季残りシーズンまでチームを率いた後、2年にわたりマン・Uのコンサルタントとして活動する。
第11節にマンチェスター・シティとのダービーで完敗したマン・Uは、翌節にもワトフォードに1-4と惨敗したことを受けて、オーレ・グンナー・スールシャール監督を解任。コーチを務めてきたOBのマイケル・キャリック氏が暫定的にチームを指揮していた。
今季の暫定指揮官を選定していた中、事前に複数メディアが伝えていたとおり、ラングニック氏を招聘。63歳のドイツ人指導者は、マン・Uの公式サイトを通じて、「マンチェスター・ユナイテッドに加入できて興奮している。今季のクラブが成功できるように集中していく」と新たな挑戦への意欲を示した。
「このチームは才能に溢れた選手がおり、若手とベテランの素晴らしいバランスがある。今後6カ月の私の努力は彼らのポテンシャルをフルに発揮すること、そして最も大事なのはチームとしてうまくやることだ。そしてその後、私はコンサルタントとしてクラブの長期的な目標をサポートすることを楽しみにしている」
1980年代からの指導者キャリアを有するラングニック氏は、これまでシュトゥットガルトやハノーファー、シャルケ、ホッフェンハイム、RBライプツィヒなどドイツの複数クラブを指揮。守備基盤の構築から強烈なプレッシングと素早い攻守の切り替え、縦に早い攻撃を仕掛けるスタイルを標榜する。特にホッフェンハイム時代には就任2年で2部優勝を果たし、クラブ初のブンデスリーガ昇格に導くなど評価を高めた。
その後、2010年代にRBライプツィヒとザルツブルクのレッドブルグループ統括スポーツディレクターなどいくつかのフロント職や現場復帰を繰り返し、今夏にロコモティフ・モスクワのスポーツ・開発部門のトップに就任していた。
レッドブルグループの指導者たちのほか、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督やバイエルンのユリアン・ナーゲルスマン監督ら時代の寵児となっている戦術家たちに多大な影響を与えてきたラングニック氏。今後のマン・Uでの改革に注目が集まる。


