イギリス『スカイスポーツ』で解説を務めるギャリー・ネヴィル氏は、古巣でもあるマンチェスター・ユナイテッドを酷評している。
今季はチャンピオンズリーグでグループステージ敗退、プレミアリーグでも28試合消化時点で11敗を喫するなど苦しい戦いが続いていたマンチェスター・U。それでも代表ウィーク突入直前のFAカップ準々決勝では、宿敵リヴァプールとの延長戦に及ぶ死闘を4-3で制すなど、2024年に入ってからチーム状態は上向きだった。
しかし代表ウィーク明けの30日、プレミアリーグ第30節ブレントフォード戦は再び厳しい一戦に。敵地でシュート31本を浴びる苦しい展開の中、後半アディショナルタイムにメイソン・マウントがゴールをこじ開けて先制したが、その直後に同点弾を奪われて1-1で試合を終えている。
試合後にエリック・テン・ハーグ監督も「まったく必要ない失点だ」と怒りをのぞかせていたが、ネヴィル氏も『Gary Neville Podcast』で「この試合を観ていたが、他のみんなと同じように自分が見ているものが信じられなかった」とし、厳しい評価を下した。
「実際のところ、あまりにもひどいプレーをし続けるのは難しい。通常どんなチームが相手であっても、5分~10分間は支配できる時間がある。だが、マンチェスター・Uが良かったポイントは何1つ覚えていない。ひどかったよ」
「あのパフォーマンスは説明できない。あのレベルまで落ち込む可能性があるなんて、本当に心配だよ。サッカーでは、時にひどいプレーや選手の欠場、気分が乗らないこともある。だが、あの努力は本当に悲しいものだった。相手を苦しめるという点で、ボールを保持していない時の彼らは最悪のチームの1つだ」
「アーセナルやマンチェスター・シティで見る守備のレベル、コンパクトさ、団結はユナイテッドにまったくない。どうやって守るのか、ボールがない状態でどうプレーするのか、アイデアがないんだ」