マンチェスター・ユナイテッドのOBギャリー・ネヴィル氏は、古巣の戦いに心配の声を上げた。
今季就任したエリック・テン・ハーグ監督の下、リーグカップ優勝を達成し、ヨーロッパリーグでも準々決勝に進んだマンチェスター・U。しかし、2日に行われたプレミアリーグ第29節で、トップ4を争うニューカッスルに0-2と敗れた。勝ち点50で並んでいるものの、4位まで転落している。
そんなマンチェスター・Uに対し、ネヴィル氏は『スカイスポーツ』でアウェーゲームでの成績の悪さを指摘。ホームゲームでは9勝(3分け1敗)を挙げているのに対し、アウェーゲームでは6敗(6勝2分け)と苦しむ状況を心配している。
「このメンバーでリーグカップを制し、ヨーロッパリーグ準々決勝とFAカップ準決勝へ進出、さらにトップ4であるのは本当に素晴らしい。今でもそう言える」
「だが、アウェーゲームでの大一番はより気迫や闘争心、勇気やクオリティを示さなければならないが、そういった試合で十分ではない兆候が見られる。自分たちが進むべき道という大きな観点で見れば誰も疑いはないが、アウェーでのビッグマッチは心配だ。この試合も前半だけでなく、後半までお粗末だった。負けて当然だ。ニューカッスルのほうがより勝利を望んでいた」
「全体的なシーズンには満足しているが、アウェーでのビッグマッチは必ず結果が求められる。バルセロナ戦は異例だったが、それ以外のトップチーム相手では、姿が見えない。テン・ハーグは誰を出して、誰を出さないか見極める必要があるだろう」
そしてその上で、1月の移籍市場でのクラブの補強策を非難している。
「テン・ハーグは1月、ひどく失望させられたはずだ。彼らは資金を意識的に渡さない決断を下している。誰が1月にワールドクラスのストライカーをレンタルで放出してくれるんだ? (ボウト)ベグホルストを責めるつもりはまったくないし、素晴らしい仕事をしている。ピッチ上でできるすべてをやっているよ。だが、マンチェスター・Uのストライカーとしては不十分だ」
「1月にはサポートが必要だったんだ。クリスティアーノ・ロナウド、エディンソン・カバーニを失い、アントニー・マルシャルが負傷中。センターフォワードがいなければプレーはできない。サッカーで良いプレーをするためには、GKとセンターフォワードがハイレベルなプレーをする必要がある。これはルールだ。私が思うに、テン・ハーグは1月に落胆したはずだ。それが厳しい現実なんだ」




