manu-liv240408Getty Images

リヴァプール勝ちきれず…マンチェスター・Uとドローで首位陥落!遠藤航は69分までプレー

現地時間7日、イングランド・プレミアリーグは第32節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールは敵地オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドと対戦した。

前日にアーセナルが勝利したため、暫定2位となっているリヴァプールは遠藤が復帰し、マクアリスターとショボスライと中盤を構成。前線にはサラー、ヌニェス、ルイス・ディアスが並んだ。

以下に続く

一方、ミッドウィークにショッキングな逆転負けを喫したユナイテッドは、負傷者続出中のセンターバックにはマグワイアとカンバラが組み、トップにホイルンド、右にガルナチョ、左にラッシュフォードが起用された。

立ち上がり、積極的な入りを見せたのはホームのユナイテッド。開始わずか2分、中盤でラッシュフォードがボールを奪い、ブルーノ・フェルナンデスのスルーパスにガルナチョが抜け出してネットを揺らすが、これはオフサイドによりノーゴール。前節の悔しさを晴らすかのように、非常にアグレッシブな入りを見せる。

しかし、徐々にリヴァプールがペースを掴み、ユナイテッド陣内へと攻め入る。18分、マクアリスターが左に展開し、ロバートソンの折り返しをゴール前に走り込んだショボスライが合わせるも、これはゴール左へと外れる。

試合が動いたのは23分、ロバートソンの右CKをニアサイドのヌニェスが戻りながら頭で逸らすと、ファーサイドでフリーとなっていたL・ディアスがボレーで押し込み、リヴァプールが先制する。

その後もリヴァプールの攻勢が続き、33分には自陣からカウンター。左のL・ディアスからサラーへとパスが渡るも、シュートはGKオナナがセーブしCKへ。このCKのこぼれ球をサラーが拾ってシュートを放つが、再びオナナが横っ飛びではじいた。

リヴァプールにペースを握られながらも1失点で済んだユナイテッドだが、前半のシュート数は0本。後半もユナイテッドにとっては我慢の時間帯が続くかと思われたが、50分に思わぬ形で同点に追いつく。

ハーフェーライン付近でクアンサーの不用意な横パスを奪ったB・フェルナンデスがGKケレハーの位置を見てダイレクトでロングシュートを狙うと、これが見事に決まってユナイテッドが最初のシュートで同点に追いつく。

前半の再三のチャンスを生かせず、ミスから追いつかれたリヴァプールは55分、カウンターからショボスライがドリブルで持ち上がり、前線のサラーを経由してエリア内右で受けたL・ディアスがラストパスを送ると、エリア内左に走り込んだヌニェスが決定機を迎えるも、シュートはゴール右へと外してしまう。

66分にラッシュフォードに代えてアントニーを投入したユナイテッドに対し、リヴァプールはブラッドリーとショボスライを下げてゴメスとカーティス・ジョーンズを投入。するとその直後、エリア内左でゴールを背にしてボールを受けたメイヌーが鋭い反転から右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール右へと吸い込まれ、ユナイテッドが逆転に成功する。

リヴァプールにとっては、FAカップのユナイテッド戦でチャンスの数では上回りながらも延長戦で逆転負けを喫した悪夢が蘇る展開となるが、69分に遠藤とヌニェスを下げてエリオットとガクポを投入して勝負に出る。

すると迎えた82分、サラーとの細かいワンツーでエリア内右にカットインしたエリオットに対し、ワン・ビサカがタックルで倒してしまいリヴァプールにPKが与えられる。このPKをサラーがGKオナナの逆を突いてゴール左へと沈め、リヴァプールが同点に追いつく。

アディショナルタイムは7分と長めに取られ、追いついたリヴァプールが攻勢を強める。2試合連続でアディショナルタイムに失点しているユナイテッドとしては怖さが出る時間帯だが、最後まで2-2のままスコアは動かず、互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。

これにより、リヴァプールはアーセナルに得失点差で首位の座を明け渡すこととなった。

■試合結果

マンチェスター・U 2-2 リヴァプール

■得点者

マンチェスター・U:B・フェルナンデス(50分)、メイヌー(67分)

リヴァプール:L・ディアス(23分)、サラー(84分PK)

広告