マンチェスター・ユナイテッドOBロイ・キーン氏は、リヴァプール戦のチームの態度に怒りを見せた。
26日のリーグ・カップ決勝で優勝を飾るなど、直近11試合で9勝2分け無敗と絶好調だったマンチェスター・U。自信を手に敵地アンフィールドでのリヴァプール戦に挑んだが、前半終了間際に先制点を許すと、後半にまさかの6失点。0-7と完敗を喫している。
この歴史的な大敗に、『スカイスポーツ』で解説を務めていたキーン氏は「私がいつも警戒していたことだ。カップ戦で優勝し、多くの祝福を浴びた。もちろんチームを恨むことはない。だが(1日の)ウェストハム戦でサーカスが街に戻ってきたように歓迎された。私は選手として、それを警戒していた。目を離さないこと、夢中にならないことを。この試合が何を意味するか知っているからね」とし、リヴァプール戦の選手の態度に怒りを見せた。
「選手がここ(アンフィールド)で後半に出てきて、笑ったり冗談を言い合ったりするのを見た。0-1で負けているのに、相手チームのスタッフやGKコーチとそんなことをしていた。そんなくだらない振る舞いは見たくないね」
「監督や選手はそういったことに気をつけなければならない。ウェストハム戦でもそうだったが、過剰な表現やセレブレーションがあった。1つや2つなら理解できるが、4つや5つは多すぎる。笑いながらトンネルを歩いている……これは真剣勝負なのに。大きな子供がやるようなことだね。笑ったり、ふざけるのは忘れてくれ。後半にはタオルを投げる選手もいたが、試合終了後に笑っているとは思わないだろう」
さらに「失望させられた選手も多い」とし、「3~4点ビハインドの時、自分の負けを認めてしまった。あの開き直り方は、監督が交代を使おうとした時にタオルを投げてしまったようなもの。選手として恥ずべきことだ」とし、古巣の選手たちに落胆している。
衝撃的な敗戦を喫したマンチェスター・U。9日の次戦では、ヨーロッパリーグ・ラウンド16でレアル・ベティスと対戦する。



