プレミアリーグは12日に第23節が行われ、リーズとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。
アーセナルに敗れて(2-3)以降は公式戦4連勝を達成していたマンチェスター・U。しかし8日の第8節延期分では、苦しんだ末にリーズと2-2と引き分けている。そして第23節では、今度は敵地エランド・ロードでの連戦を迎えている。テン・ハーグ監督は“ローズ・ダービー”に向け、マグワイアとサンチョを先発で起用。カゼミーロは引き続き出場停止で、新加入ザビッツァーが中盤に入った。一方前節のノッティンガム・フォレスト戦の敗戦(0-1)でマーシュ前監督を解任したリーズは、離脱者続出の中でバンフォードやマッケニーが先発している。
試合はホームのリーズが強烈なプレスから積極的な姿勢を見せ、4分には左サイドを崩して最後はサマービルが決定機を迎える。対するマンチェスター・Uは、リーズのハイプレスに苦戦。チャンスを作れず、さらに自陣でファールで止める回数も増えていく。ダービーらしくピッチの至る所で激しいバトルが繰り広げられる中、44分のサマービルの決定機はGKデ・ヘアとマグワイアがブロック。一方、ブルーノのビッグチャンスはGKメリノがストップ。両守護神の活躍も光り、前半はスコアレスで折り返す。
後半開始早々にサマービルのシュートが枠へ飛ぶが、GKデ・ヘアがセーブ。直後のCKにマッケニーが頭で合わせるが、これは枠外へ飛んだ。さらに48分にハリソン、49分にバンフォード、51分にエイリングが決定機を迎えるなど、大歓声を浴びるリーズが攻勢を仕掛ける。流れを掴んだリーズは58分にバンフォードを下げ、リュテールを投入。先制点を奪いに行く。劣勢のマンチェスター・Uも、61分にサンチョとマラシアを下げてガルナチョとリサンドロ・マルティネスを投入した。
マンチェスター・Uは63分、ダロトのミドルがバーに直撃。一時流れを掴みかけたが、リーズの激しい守備をなかなか突破できない。78分のピンチはGKデ・ヘアがファインセーブで防いだ。
すると80分、劣勢だったマンチェスター・Uが先制に成功。サイドチェンジからショーがクロスを送ると、ラッシュフォードが頭で押し込んだ。背番号10はこれでリーグ戦4試合連発、今季12ゴール目となっている。さらに85分、ガルナチョが得意のドリブルからシュートを突き刺して追加点。このまま2-0で勝利している。
この結果、マンチェスター・Uは勝ち点46に到達。2試合消化は多いものの、首位アーセナルと5ポイント差となった。一方のリーズはリーグ戦9試合勝利なし(5分け4敗)、勝ち点19のまま17位に沈んでいる。



