ベティスのアントニーは、古巣マンチェスター・ユナイテッドで過ごした苦悩の今夏を振り返った。
2022年夏に就任したエリック・テン・ハーグ監督とともにアヤックスからマンチェスター・Uに加入したアントニー。しかし、8000万ポンド(約159億円)を超える移籍金に見合う活躍を残せず、たびたび批判の矛先を向けられてきた同選手は、今冬にベティスに期限付き移籍。今夏には保有先に帰還するも、ルベン・アモリム監督の構想外となり、個別トレーニングを命じられたりもしたが、最終的にベティスへの完全移籍が決まった。
そんなアントニーは『ESPN』でベティスへの完全移籍が決まるまでの様子について「僕は論争に巻き込まれたり、誰かの名前を挙げたりする人間ではない」と前置きしつつ、当時を振り返った。
「でも、少しばかりリスペクトの欠如、少しばかりの無礼ささえもあった。あいさつさえもなかった。でも、これは過去のことであり、今はもう重要なことではない。今、僕はここベティスにいて、ここで生きている。これが僕にとって最も大切なことだ」
また、マンチェスター・U時代に上手く行かなかったことについては「フィールド外のことがパフォーマンスに影響を与えた。僕は自分のポテンシャルやクオリティを知っている。上手く行かなかったこと、望んでいたようにパフォーマンスできなかったことに対しての責任を取る。でも、僕はいつもポジティブな面を見ようとしている。すべての過程を過ごす中で、ユナイテッドでの時間は自分自身を見つめるために必要だった」とコメントした。




