プレミアリーグ開幕節のマンチェスター・ユナイテッド対ウォルヴァーハンプトン戦で、VAR判定によるミスが発覚したようだ。『The Athletic』が伝えている。
13日にマンチェスター・Uの本拠地オールド・トラッフォードで行われた一戦は、前半から拮抗した展開に。それでも76分、ラファエル・ヴァランのゴールでホームチームが先制点を手にすると、その後の猛攻をしのぎきり、開幕戦で1-0と白星を飾っている。
しかしこの一戦の後半アディショナルタイム、マンチェスター・UのGKアンドレ・オナナとウォルヴァーハンプトンFWサーシャ・カライジッチがボックス内で接触した場面が大きな話題に。VARオンリーレビューの結果PKは与えられなかったものの、判定に納得できないウォルヴァーハンプトンのガリー・オニール監督も抗議。しかし異議は認められず、サイモン・フーパー主審からイエローカードを提示されている。
だが試合後、プレミアリーグのプロ審判協会であるPGMOL(プロフェッショナル・ゲーム・マッチ・オフィシャルズ・リミテッド)が判定にミスがあったして謝罪していたようだ。オニール監督は、以下のように語っている。
「試合中には『明確な間違いではない』と伝えられたが、(PGMOLのグループ1マネージャー)ジョナサン・モスから『明らかなPKであり、与えられるべきだった』と謝罪を受けた。率直に答えてくれた彼はフェアだと思う。彼自身はピッチ上で主審が判定しなかったことが理解できず、VARが介入しなかったことも信じられないようだ」
また『ガーディアン』によると、この一戦を担当した主審フーパー、VAR担当のマイケル・ソールズベリー、VARアシスタントのリチャード・ウェストは、第2節の担当から外れることになった模様。さらにPGMOLの責任者であるハワード・ウェブ氏も、ウォルヴァーハンプトンに正式に謝罪したことがなどが伝えられている。


