manc231204_2Getty Images

マンチェスター・C、終了間際に追いつかれリーグ戦3試合連続ドロー…トッテナムが驚異の粘りを見せる

現地時間3日、イングランド・プレミアリーグは第14節が行われ、マンチェスター・シティはホームのエティハド・スタジアムにトッテナムを迎えた。

首位アーセナルを追走するシティだが、リーグではチェルシーとリヴァプールが相手だったとはいえ2試合連続ドロー中。一方のトッテナムは怪我人続出の影響でリーグ3連敗中と苦しい状況が続いている中で迎えた王者との大一番となった。

11人が負傷し開幕当初の勢いを失っているトッテナムだが、ソン・フンミンを筆頭としたカウンターの鋭さは健在。6分、CKのピンチをしのぐと、ブライアン・ヒルのキープから、クルセフスキの浮き球パスに抜け出したソン・フンミンが並走したドクを振り切り、エリア内右からGKエデルソンを破ってトッテナムが先制に成功する。

カウンターから先制を許したシティだが、9分にセットプレーから追いつく。右サイドからのFKをアルバレスが蹴ると、ニアサイドのハーランドは触れなかったものの、ゴール前のソン・フンミンに当たってそのままゴールへと決まり、オウンゴールでシティが試合を振り出しに戻した。

13分、ハイプレスでボールを奪い、エリア内左からベルナルド・シウバが折り返すと、ゴール前にはフリーのハーランド。空いたコースに流し込むだけだったが、ダイレクトで狙ったシュートはゴール右へとわずかに外してしまう。

その後もシティペースで試合が進み、29分には左サイドからドリブルでカットインしたドクのシュートはクロスバーを直撃。31分には、ペナルティーエリア手前左でボールを受けたドクが対峙したDFの股を抜くパスを通すと、エリア内左に走り込んだアルバレスが受けてゴール前にラストパス。走り込んだフォーデンがフリーで受けてネットを揺らし、シティらしい崩しのゴールでシティが逆転に成功する。

逆転したシティの勢いは止まらず、35分にはエリア内右に侵入したアルバレスのシュートが左のポストを叩いた。

1点ビハインドで後半を迎えたトッテナムは、B・ヒルに代えてホイビュアを投入。一方のシティは52分にドクを下げてグリーリッシュを投入する。

スコアが動いたのは69分、ベン・デイヴィスが頭でクリアしたボールを前線のソン・フンミンがダイレクトではたくと、受けたロ・チェルソがペナルティーエリア手前から左足を振り抜く。巻いたシュートがゴール左へと決まり、守勢の続いていたトッテナムが同点に追いついた。

追いつかれたシティは73分、フォーデンに代えてリコ・ルイスを投入。すると直後の75分、中盤から持ち上がったロドリがエリア内右に預け、走り込んだR・ルイスが折り返したボールをロドリが押し込むも、ゴール上へと打ち上げてしまう。

追いついたトッテナムも79分にロ・チェルソを下げてスキップを投入。するとそのわずか2分後に試合が動く。81分、高い位置でビスマからロドリがボールを奪ってシティのショートカウンターが発動。エリア内右に展開し、走り込んだハーランドが折り返すと、ゴール前のグリーリッシュが押し込んでシティが再びリードを奪った。

勝ち越したシティはアルバレスとグヴァルディオルを下げてアケとコヴァチッチを投入。トッテナムも同じタイミングでビスマに代えてリシャルリソンを投入し勝負に出る。

すると迎えた90分、左サイドからブレナン・ジョンソンが上げたクロスをファーサイドから走り込んだクルセフスキがアケの頭上から強烈なヘディングを叩き込み、トッテナムがまたしても同点に追いついた。

アディショナルタイムの5分間でスコアは動かず、打ち合いの末に勝ち点1を分け合う結果に終わった。シティはこれでリーグ戦3試合連続ドローとなった。

■試合結果

マンチェスター・C 3-3 トッテナム

■試合結果

マンチェスター・C:OG(9分)、フォーデン(31分)、グリーリッシュ(81分)

トッテナム:ソン・フンミン(6分)、ロ・チェルソ(69分)、クルセフスキ(90分)

広告