2019年にマン・Cに加入したロドリは、以降中心選手として大活躍。2シーズン前の3冠達成に貢献するなど、数々のタイトル獲得を成し遂げた。また、2023年2月から自身が出場した公式戦74試合で負けなしを記録。さらに、スペイン代表としては今夏のEURO2024制覇に貢献し、大会最優秀選手にも輝いた。
そんなロドリは、2024年バロンドールの候補30選手にノミネートされ、ヴィニシウス・ジュニオールとともに受賞の本命であると予想されている。10月末に控える授賞式を前に同選手は『ESPN』で世界最高の選手に送られる賞への思いを明かした。
「もちろん、バロンドールは僕にとっての夢だ。僕が受賞するかどうかについて話している多くの人たちがいるけど、例えば(アンドレス)イニエスタやチャビも受賞できなかっただろう?」
「彼らは時代を作り、歴史上の最高の選手たちだった。でも、彼らは(リオネル)メッシと(クリスティアーノ)ロナウドを含む世代の一員だったことは事実だ。でも、これを受賞することは僕と母国にとっての誇りになるだろう。バロンドールを獲得できる能力のあるスペイン代表がいることは、みんなを幸せにすることだ」
「スペインには受賞者が1人しかいないから、スペインのみんなは何年も前に受賞したのがルイス・スアレスであることを知っている。僕は彼のプレーを見たことはなかったけど、フットボールにおいて歴史上最高の1つであるこの国に1人しか受賞者がいないことは衝撃だ。でも、フットボールはこのようなものだ。僕たちにはクラブや代表で歴史を作った複数の偉大な選手たちがいるから、スペインの選手がバロンドールを受賞するのにふさわしいと思う」
また、ロドリは今年のバロンドールを争う一番のライバルとされるヴィニシウスについても語った。
「ヴィニシウスと戦うことになるとみんなが言っている。彼は僕が尊敬する選手で、最高の選手だと思う。この話が出るだけでも僕がこれまでにやってきた努力を誇らしく感じられる。投票は彼らの価値観や信念次第で、正直受賞に値する選手はたくさんいると思う」
「でも、僕が通りを歩いているときに僕がバロンドールを受賞する、僕がそれにふさわしいとみんなが僕に言っているのを想像することは、僕にとって、僕がすでに受賞者であることを意味している。僕が世界最高の選手だとかそのようなことを言う人たちは僕にとって信じられないことだ。このことを夢にまで見たことはなかった。でも、長年の努力や自信、多くの人の助けにより、この状況やこの立場になり、この賞のことを考え、ここにいられることは僕にとってただただ信じられないものだ」



