Manchester CityGetty Images

CL準決勝1stレグ、マン・Cがレアル・マドリーの不撓不屈の精神に苦しみながら先勝…4-3で接戦を制する

26日にチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグ、マンチェスター・シティ対レアル・マドリーが行われ、4-3でシティが先勝している。

昨季に続いて決勝の舞台に立ち、今度こそバルセロナ指揮官以来となるCL優勝を果たしたいグアルディオラ監督率いるシティと、パリ・サンジェルマン&チェルシーに続いて21世紀に入って欧州トップクラスの資金力を手にしたクラブと対戦することになった欧州の盟主マドリー。このファーストレグはペップ・シティがその組織力を、マドリーがベンゼマ、ヴィニシウスらの圧倒的な個人技を誇示する内容となった。

計算されたビルドアップでマドリーのプレスをいなしてくシティは、序盤に立て続けにゴールを奪う。まず2分、マフレズのクロスからファーに飛び込んだデ・ブライネがヘディングシュートで先制点を記録。さらに11分には、デ・ブライネのクロスをアラバがクリアし損ね、ボールをコントロールしたガブリエル・ジェズスがボールを枠内に押し込み加点した。

すぐさま2点のビハインドを負ったマドリーは、その後もシティに主導権を握られたが、それでも33分に意地を見せる。モドリッチが果敢なスライディングでボールを奪うと、メンディがクロス。ベンゼマがこのクロスに対して、左足ダイレクトで巧みに合わせてネットを揺らした。ベンゼマはこれが公式戦41試合40得点目。

前半はそのまま2-1で終了。なおシティは36分にストーンズが負傷して、グアルディオラ監督は代わりにフェルナンジーニョを投入。対するアンチェロッティ監督はハーフタイムにアラバとの交代でナチョを入れている。

迎えた後半、次にゴールを決めたのはシティ。メンディのあまりに軽率なヴィニシウスへのパスをフェルナンジーニョが奪い、送られたクロスをフォーデンが押し込んだ。一方のマドリーは、この失点場面のように最終ラインの軽いプレーが目立つが、しかし攻撃では個人技が光る。55分には、ヴィニシウスの驚異的なゴラッソが生まれた。

敵陣の浅い位置でボールを受けたブラジル人FWは、フェルナンジーニョを股抜きでかわして左サイドを独走。凄まじいスピードでペナルティーエリア内左に侵入すると、倒れ込みながらのシュートでGKエデルソンとの1対1も制して、驚異的な独走弾を成立させている。

そこから試合は攻守が激しく入れ替わる展開に。アンチェロッティ監督は70分、ロドリゴを下げてカマヴィンガ投入して中盤の筋肉量を増やした。が、その5分後にゴールを決めたのはシティ。クロースの明らかなファウルを主審が意図的に流して、そこからベルナルド・シウバが強烈なミドルシュートを決め切っている。

だが、マドリーもまだ食い下がる。80分にはラポルトのハンドでPKを獲得。キッカーのベンゼマが落ち着き払ったパネンカによって41試合41得点目を決め、またも1点差に詰め寄った。結局、戦術や試合運びで勝っていることを何度となく示したシティだったが、マドリディスモ(マドリー主義)の根幹たる不撓不屈の精神を発揮し続けるマドリーに最後まで差をつけることができず試合を終えることに。勝負の決着は、5月4日にマドリーホームで行われるセカンドレグに委ねられた。

■試合結果

マンチェスター・シティ 4-3 レアル・マドリー

■得点者

マン・C:デ・ブライネ(2分)、ガブリエル・ジェズス(11分)、フォーデン(53分)、ベルナルド・シウバ(74分)

レアル・マドリー:ベンゼマ(33分、82分)、ヴィニシウス(55分)

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