Pep Guardiola Manchester CityGetty Images

「ロドリ不在は言い訳にならない。逃げるつもりはない」6試合勝利なしのマン・C、ペップの決意

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、厳しい現状を打破することを誓った。

2016年からマンチェスター・Cを指揮するグアルディオラ監督。2023年にはクラブ悲願のチャンピオンズリーグ制覇、昨季は史上初のプレミアリーグ4連覇を達成するなど、数多くの成功をもたらしてきた。しかし、今季は大黒柱であるロドリの長期離脱以降、成績が低迷。指揮官初の公式戦5連敗を喫するなど、現在6試合勝利から遠ざかっている。

そうした中、1日の第13節ではリヴァプールとの大一番を迎える。アルネ・スロット監督新体制で首位を快走する絶好調のライバルと激突するが、グアルディオラ監督は会見で「スカッド自体は素晴らしいのだが、そのスカッドがいないんだ。ロドリでケではなく、多くの選手が不在だ。再建が必要だと何度も語ってきたが、選手がいないんだ。4人のCBと2人の守備的MFを欠いて6週間もプレーしたよ」とケガ人の続出を嘆きつつ、以下のように続けた。

以下に続く

「より難しい状況だが、我々は今いる選手たちと取り組んでいる。少しずつ選手たちが復帰してきたが、長期間一緒にプレーできることを願うよ。フェイエノールト戦が悪いプレーだったとは思わない。3-0で1カ月離脱していたナタン(アケ)をピッチに送り、ケヴィン(デ・ブライネ)にもプレー時間が必要だった。ロジカルな判断だった。しかし、彼ら(フェイエノールト)は3つのチャンスから3点を取ったんだ」

これまでのキャリアから「史上最高の指揮官」とも評価されるグアルディオラ監督。指導者キャリアで最も苦しい時期に直面しているが、奮起を誓った。

「ここは勝たなければいけないクラブだ。だからこそ、勝たなければ問題に陥る。『どうしてペップは解任されないんだ?』との声もあるようだが、この8年間で成し遂げたことが猶予を持たせているんだろう。ビッグクラブの中でも、我々が達成したことは当たり前のことじゃない。そして、私はここで続けたい。ポジティブな雰囲気が感じられなければ、ここを去るよ。だが逃げるつもりはないし、多くの面でチームを再建するチャンスを望んでいる」

「私がすべきことが何であるか、それは理解している。10年間もの間、一貫性を見せたチームはあるのか? NBAやテニス、ゴルフだってないだろう。10年間常に一貫性を持つことはできないんだ。確かにそれは良いことじゃないのかもしれないが、何を期待しているんだ? すべてのことにレッドカーペットが敷かれて、簡単なものがほしいのか? 今の状況は、我々がスポーツマンであり、競争者であることを示している。10試合や12試合連続で全員のコンディションが良く絶好調なら、すべてのことが上手く行くし、簡単だ」

「今、私は自分自身を証明しなければならない。ロドリは言い訳にはならない。『CBがいない』と毎回泣くのか? 私は解決策を見つけないといけない。そのために日々努力しているんだ」

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