マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、横浜F・マリノス戦に向けた前日会見に出席した。
昨季は悲願のチャンピオンズリーグ制覇に加え、FAカップにプレミアリーグと、歴史的な三冠を達成したマンチェスター・C。王座死守を狙う新シーズンへ向けて調整を続ける中、今夏にはアジアツアーを開催することに。そして23日には、「Jリーグワールドチャレンジ2023 powered by docomo」でJ1リーグ王者の横浜FMと激突する。
試合を翌日に控える中、グアルディオラ監督は会見に出席。歴史的なトレブル後のシーズンについて、以下のように語っている。
「まだその話をするのは時期尚早。（プレシーズンで）3回しか練習していないしね。まだまだ道程は長いんだ。選手のことは良く知っているけどね。昨季達成したことを、次のシーズンでどれだけ一貫性を持って再現できるかを語るのはまだ早いんだ。（昨季のことを）完全に忘れろとは言えないし、達成したことは変わらないからね。でも、もう一度一歩ずつやるんだ」
「とにかくこのプレーシーズンの中でケガをさせないということ。まだ時差ボケもあるのでコンディションは厳しいが、そういう中でもリズムを取り戻し、みんなでプレーすることを思い出して行くのが目的だ。4年前も横浜FMとは良い試合が出来た。この時期の横浜FMとの試合というのは、Jリーグでも後半戦に入っているので、コンディションの違う相手と試合をするのは我々にとって非常に良いテストになる。楽しみにしているよ」
また、日本サッカーで注目している選手については、ブライトンで活躍する三笘薫の名前を挙げた。「プレミアリーグでプレーしている彼は素晴らしいよ。今、三笘は適切な監督の下、正しいクラブでプレーしている。昨季は本当に素晴らしかったね」とコメント。また日本代表のカタール・ワールドカップでの戦いを称え、さらに横浜FMを絶賛した。
「日本代表も、ワールドカップであれだけ厳しいグループで素晴らしい結果を残したし、三笘も含めて日本のサッカーは素晴らしいよ。（明日対戦する横浜FMを）4年前と同じく改めてチェックしたが、彼らのサッカーは大好きと言っていい。同じシティグループだからということもあるかもしれないが、素晴らしいと思うよ。明日の試合はエンターテイメント性の高い試合になるだろう。横浜FMはとても攻撃的なチームだし、見ていて面白い試合になる。ビルドアップのプロセスは良いし、大きなリスペクトを持っているよ。大きな称賛に値するクラブだと思っている」
なお移籍市場については、「色々動きもあるし、どうなるかは話せない。自分自身がわからないからね」とコメント。さらにバイエルン・ミュンヘンへの移籍が噂されるカイル・ウォーカーについては、「カイルとは話しているし、彼自身がどうしたいか考えている状況だ」と答えた。
