プレミアリーグから財務違反を告発されたマンチェスター・シティだが、この問題は長期化する可能性があるようだ。
プレミアリーグは6日、マンチェスター・Cによる複数のプレミアリーグ規則違反の疑いに関して発表。2009-10シーズンから2017-18シーズンの各シーズンに関して、マン・Cが「誠意をもって正確かつ公正なクラブの財務情報提供を要求するプレミアリーグ規則」について違反の疑いがあることを公表し、「財政状態、スポンサー収入を含む収入、運営費などの正確かつ公正な情報を提供すること」を義務付けていることを強調した。さらに監督や選手報酬の詳細報告でも規則違反が疑われるなど、100件以上の告発を受けることになっている。
一部では、有罪と認められた場合に罰金や勝ち点剥奪処分、さらにプレミアリーグからの除名など厳罰が下される可能性も報じられている。しかし専門家によると、告発された事件の大きさから審議には多くの時間を要することが予想されるようだ。プレミアリーグを巡る事件で複数の経験を豊富に持つニック・デ・マルコ弁護士は、『The Times』の取材に対して以下のように語った。
「ダービー・カウンティとシェフィールド・ウェンズデイのFFP(ファイナンシャル・フェア・プレー)に関わるケースを担当した経験があるが、どちらも約2年間の間に2つの告発があり、終了まで約1年半の時間がかかった」
「だが今回の事件は、14年間で115の告発がある。それを考えれば、かなり長い時間がかかったとしても驚きはないね」
なお今回の件でプレミアリーグの調査は終了しており、今後は独立審議委員の判断に委ねられることになる。しかし、審議には4年以上かかる可能性もあるようだ。
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