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ドルトムント、貴重なアウェーゴールを奪うも…ホームのマンチェスター・Cが先勝!

現地時間6日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝はファーストレグが行われ、マンチェスター・シティはホームにドルトムントを迎えた。

圧倒的な強さでプレミアリーグの首位を独走しているシティに対し、来季のCL出場権にも黄信号が灯るなど勝ち切れない状況が続くドルトムント。国内では対照的な立場の両者が、シティにとっては5シーズンぶり、ドルトムントにとっては8シーズンぶりとなるベスト4進出を懸けてぶつかり合った。

立ち上がりのペースを握ったのはアウェーのドルトムント。8分、カウンターからハーランドとスイッチしたベリンガムがエリア内左で縦に仕掛けて左足でシュート。これはGKエデルソンがはじき、クリアボールを拾ったジャンのシュートはDFに当たってゴール上へと外れる。

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その後もなかなかシュートまで持ち込めないシティに対し、ドルトムントがアウェーでの戦い方を徹底して優位に試合を進めていく。しかし、一瞬のミスが命取りになるのがCLの舞台。19分、中盤でジャンのパスを奪うと、デ・ブライネがドリブルで持ち上がり、エリア内左で受けたフォーデンが折り返す。逆サイドに流れたボールを拾ったマフレズがエリア内右から折り返すと、走り込んできたデ・ブライネが難なく押し込んでシティが先制する。

このゴールで落ち着きを取り戻したシティは、無理にリスクを冒して攻めることをせず、ボールを回してドルトムントの隙を窺う。29分には、右サイドからのデ・ブライネのFKをニアサイドのロイスが頭でクリアしきれず、ゴール前で咄嗟に足を出して反応したジャンと接触したロドリが倒れて主審はPKを宣告。激しく抗議したジャンにはイエローカードが提示される。しかし、VARの結果、PKのジャッジは取り消された。

追いつきたいドルトムントは37分、ゲレイロが出したパスにベリンガムが呼応すると、飛び出したGKエデルソンがトラップしてクリアする瞬間にボールを奪って無人のゴールに流し込む。しかし、足の裏を見せて奪いに行ったプレーはファールを取られ、ノーゴールとなった。

シティが1点をリードして迎えた後半、追いかけるドルトムントが早々に決定機を作り出す。47分、自陣でボールを奪ったダフードが前線に長いスルーパスを通すと、抜け出したハーランドが追いすがるルベン・ディアスに競り勝ち、GKエデルソンとの1対1に持ち込む。しかし、左足でのシュートはコースを消したエデルソンが足でブロックし、ピンチをしのいだ。

シティのチャンスは65分、右サイドを抜けたデ・ブライネがカットインしてエリア内右を深く抉り、折り返したボールをゴール前でフリーとなっていたフォーデンが押し込む。しかし、これはGKヒッツが足でブロック。追加点を許さない。

76分、デ・ブライネのミドルシュートはわずかにゴール左へ。続く77分にもショートカウンターからデ・ブライネのパスを受けたフォーデンのシュートはGKヒッツがたまらずはじき、こぼれ球を詰めるもフンメルスがクリアした。

ドルトムントは高い位置でボールが奪えず、攻守の切り替えのスピードや全体の押し上げも遅くなり、このままシティが逃げ切る、もしくは追加点を奪う展開かと思われた84分、ベリンガムからのクサビのパスを受けたハーランドがダイレクトで流すと、抜け出したロイスがGKエデルソンとの1対1を制してドルトムントが同点に追いつく。

貴重なアウェーゴールを手にしたドルトムントに対し、追いつかれたシティはすぐさま猛攻を仕掛ける。すると迎えた90分、デ・ブライネが左足で入れたクロスをエリア内左で収めたギュンドアンが落とすと、フォーデンが左足でゴール右へと流し込み、土壇場でシティが勝ち越しに成功。最後に勝ち切る底力を見せたシティがファーストレグを制した。

準決勝セカンドレグは13日に行われる。

■試合結果
マンチェスター・C 2-1 ドルトムント

■得点者
マンチェスター・C:デ・ブライネ(19分)、フォーデン(90分)
ドルトムント:ロイス(84分)

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