26日に「Audi Football Summit」が国立競技場で行われ、マンチェスター・シティとバイエルン・ミュンヘンが対戦した。
昨季チャンピオンズリーグを含む三冠を達成したマンチェスター・Cと、ブンデスリーガ11連覇を成し遂げたバイエルン。欧州屈指の強豪クラブ2つが、今夏のプレシーズンツアーで来日を果たした。そして26日には、国立競技場で激突している。
23日に横浜F・マリノス相手に5-3と勝利していたマンチェスター・Cは、GKエデルソンやストーンズ、ルヴェン・ディアスら守備陣は軒並み主力選手を起用し、中盤には新加入コヴァチッチや10番グリーリッシュが入った。一方で、2ゴールを奪ったハーランドやデ・ブライネはベンチスタートに。対するバイエルンでは、キミッヒやムシアラ、ザネら現状のベストに近いメンバーを起用した。
試合は立ち上がりから両チームともボール保持と積極的なハイプレスを狙いつつ、要所要所で技術力の高さが光る展開に。マンチェスター・Cは5分、GKエデルソンのロングフィードから右に展開し、最後はストーンズが最初のシュート。一方のバイエルンは7分、ムシアラが反転からチャンスを作った。10分過ぎからは中盤での攻防が続いたが、バイエルンは17分にザネの突破からムシアラがビッグチャンス。その直後にゴール前でFKを獲得すると、ザネがバー直撃のシュートを放っている。
すると21分に試合が動く。リコ・ルイスが右サイドに抜け出してボックス内に侵入し、マイナスへ折り返す。フリアン・アルバレスのシュートはGKゾマーがストップしたが、マカティーがこぼれ球を押し込んだ。マンチェスター・Cがリードを奪う。
失点したバイエルンは26分、GKエデルソンへプレスをかけてボールを奪うが、良い状態でシュートまでは持ち込めない。29分、マンチェスター・Cはアケに代えてアカンジを投入している。38分、リコ・ルイスが再び抜け出してチャンスを作る。バイエルンはその展開からカウンターを発動し、ムシアラがシュートを放つもGKの正面に。直後のザネのミドルも枠外に飛び、42分にもコマンのシュートはDFのブロックにあった。43分にもコマンがチャンスを迎えたが、GKエデルソンがセーブ。マンチェスター・Cが1点をリードして前半を折り返す。
後半から両チーム共に大幅にメンバー交代。マンチェスター・Cでは、ハーランドやフォーデン、ロドリらがピッチに登場。バイエルンはマネ、ゴレツカらが入っている。
後半は立ち上がりから中盤でのボール保持・奪い合いが続き、両チームともシュートには至らない時間が続く。58分、マンチェスター・Cは右ボックス内に侵入したベルナルド・シウバからビッグチャンスを作ったが、シュートはブロックに阻まれている。
膠着状態が続く中、66分にマネがドリブルでボックス内に侵入するも、シュートは打てず。一方のマンチェスター・Cは、67分にボブがカットインからシュート。70分にベルナルド・シウバがピッチを後にしたが、スタンドからは拍手が送られた。
すると81分、バイエルンが同点に追いついた。左サイドに抜け出したクレツィヒがクロスを送ると、DFに当たってこぼれたボールをテルが押し込んだ。試合は振り出しに戻る。
しかしその直後、マンチェスター・Cが再び勝ち越し。右サイドからチャンスを作り、GKに弾かれたボールをラポルテが押し込んでいる。結局このリードを最後まで守りきり、欧州王者マンチェスター・Cがドイツ王者バイエルンを2-1で下した。




