マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグ監督が、騒動を起こしているジェイドン・サンチョについて言及している。
3日に行われたプレミアリーグ第4節 アーセナル戦でベンチ外となったサンチョ。ベンチ入りから外れたことについて、テン・ハーグ監督は「トレーニングでのパフォーマンスに基づいて彼を選ばなかった。マンチェスター・ユナイテッドでは、毎日ある一定のレベルに達しなければならない」と言及。指揮官が選手の練習態度に不満を抱えていることも伝えられた。
すると、公の場で批判されたサンチョはテン・ハーグ監督の発言に反発。SNS上で「事実とはまったく異なる。今週、僕はトレーニングで本当にうまくやってきた。僕は長い間スケープゴートにされているし、こんなのはフェアじゃない!」と主張した。
これを受けて14日、マンチェスター・Uは声明を発表。「ジェイドン・サンチョは、スカッドの規律問題が解決するまでの間、ファーストチームのグループから離れて個別のトレーニングプログラムを続けることになる」と、チームから当面離れることが伝えられている。
15日にブライトン戦の前日記者会見に出席したテン・ハーグ監督は、現在サンチョが"宙ぶらりん"の状態にあり、再びプレーする可能性が不透明だと明かしている。
「(復帰するかは)わからない。明日はビッグゲームだ。凝縮されたプログラムで多くの試合をこなす。それに集中している」
「彼は出番がない。よって今この瞬間、彼は重要ではない。貢献できないからだ」
しかし、テン・ハーグ監督はサンチョに対して「私のためでも、厳しくするためでもない。これはチームのためだ。私はそのこと(SNSへの投稿)については考えていないし、そのことについては話さない」と自身の行動が調和を保つ鍵だと救いの手を差し伸べている。
「私は試合に勝たなければならない。それがすべてだ。そこにいる選手たちは私にふさわしい。私は彼らを指導し、準備しなければならない。私は使える選手だけに集中する」


