マンチェスター・ユナイテッドの指揮官エリック・テン・ハーグ監督が不満を爆発させた。
30日に国際親善試合が行われ、アメリカのラスベガスでマンチェスター・ユナイテッドとドルトムントが対戦した。
試合は主力をベンチに置いたユナイテッドが24分にディオゴ・ダロトのゴールで先制。しかし、前半終了間際にドニエル・マレンの2発でドルトムントが逆転に成功。
後半52分にアントニーが決めて試合を振り出しに戻すも、ユスファ・ムココが再び突き放して終了。ユナイテッドが逆転負けを喫した。
アメリカツアーを1勝3敗で終えたユナイテッド。テン・ハーグ監督は試合後に『MUTV』のインタビューに応じ、ドルトムント戦について「最悪」との一言から不満を連発。
「前半良かった。ダイナミックだったし、プレッシングも良かったから見ていて楽しかった。ハーフタイムに伝えようとしてたんだ。なのに急に2つのゴールを許して、白旗を振った。うんざりしたね」
「ラスト30分のパフォーマンスは最悪だった。プレッシングにビルドアップ、攻撃でもチームのルールに従おうとしないし。11人がピッチにいたのに、全然良くなかった」
インタビュアーによると、テン・ハーグ監督はチームの高い基準をさらに上げるべくこのプレシーズンツアーに臨んでいたという。このツアーはその役に立ったのかと問われ「いいツアーだったと思う」と切り出すも「いいパフォーマンスで終わりたかったと思う」と消化不良であることを吐露。
「満足したのは60分だけ。失点は良くなかった。本当にお粗末だったよ。1失点目は守備が悪いし、2失点目はビルドアップが悪い。あれは我々ではない。コントロールとボールに責任を持つことは続けないといけない。3-2でも同じだ」
「たとえそれが親善試合であってもありえないし、許しがたいことだ」


