10日のラ・リーガ第23節、マジョルカは本拠地ソン・モッシュでのオサスナ戦を1-1のドローで終えた。日本代表FW浅野拓磨は67分から出場を果たし、PK獲得に貢献している。
2025年に入ってから公式戦5連敗(0得点13失点)を喫するなど、絶不調に陥っているマジョルカ。かつての自分たちの指揮官、ビセンテ・モレノ監督が率いるオサスナを迎えたこの試合では、ムリキが決定機を迎えながらも決め切れない歯痒い戦いを強いられる。
スコアレスのまま後半を迎えたアラサテ監督(こちらは昨季までオサスナを指揮)は、67分にベンチスタートとした浅野を投入。すると81分、この日本人FWをきっかけにして、マジョルカが先制点を獲得した。
マジョルカの速攻の場面、自陣のモヒカがロングフィードを送ると、浅野がオサスナのDFラインを突破。持ち前のスピードでもって2人を抜き去りペナルティーエリア手前に落ちたボールに追いつくと、前に走り込むムリキに浮き球のパスを送る。そのままエリア内に侵入したムリキがカテナ&コルデロに倒されてPKの判定となり、ムリキ自身がシュートを決め切った。浅野のダッシュなしには、生まれ得なかった得点だ。
先制して、このまま逃げ切りたかったマジョルカだが、94分に失点。ペナルティーエリア内の混戦からボジョモにボールを枠内に押し込まれた。結局、試合は1-1ドローで終了を迎えている。
2025年初得点、初の勝ち点1を獲得したマジョルカは、勝ち点31で1位に位置。次節ラス・パルマス戦こそ勝利がほしいところだ。




