5日のラ・リーガ第15節、マジョルカは敵地タルティエレでのオビエド戦をスコアレスドローで終えた。日本人FW浅野拓磨はラ・リーガでは5試合連続でベンチスタートとなり、80分から出場している。
2日に行われたコパ・デル・レイ2回戦で、ヌマンシアを3-2で破ったマジョルカ。アラサテ監督はその試合で先発させ、アシスト&PK獲得と活躍した浅野を再びベンチに置いて、ラ・リーガ最下位オビエドとの一戦に臨んでいる。
前半、マジョルカはオビエドと打ち合いを演じながら、よりゴールを予感させるチャンスを手にしていった。とりわけ16分、ペナルティーエリア内フリーのビルジリが放ったシュートは決定的に思えたが、GKアーロンの超絶セーブに阻まれている。
後半に入ってもゴールはなかなか生まれず、どちらも勝利がほしい状況で緊張感は高まり続ける。アラサテ監督は80分、浅野を投入してチームに縦の速さを加えた。浅野は4-4-2の右サイドハーフを務めている。
試合終盤になると、オビエドに立て続けに退場者が出た。まず88分、ムリチの足首を踏みつけたカソルラが、VAR介入の後レッドカードを提示される。観客は地元の英雄をスタンディングオベーションで見送っていた。そして95分には、今度はヴィニャスが浅野の足首に危険なスライディングを仕掛けて、こちらもVAR介入後に1発退場となっている。
マジョルカは9人となったオビエドを攻め立て、浅野も惜しいシュートを放ったが、DF陣の懸命な守備を前にゴールを割れず。結局、スコアレスのまま試合終了のホイッスルを聴いている。
ラ・リーガで3試合勝利のないマジョルカは、勝ち点14で15位に位置している。




