takefusa-kubo-mallorca(C)Getty Images

マジョルカを歴史的勝利に導いた久保建英、西紙「タケ・クボはスーパーヒーローに変身した」

2021-2シーズンのラ・リーガ第15節アトレティコ・マドリー対マジョルカは、マジョルカサポーターにとっては歴史的な試合として語り継がれることになるのだろう。

ラ・リーガ1部昇格組マジョルカが、スペイン、ひいては世界屈指の熱狂を誇るアトレティコの本拠地ワンダ・メトロポリターノで2-1の勝利を果たした。その立役者となったのが、9月後半に右ひざを負傷して、先に2カ月ぶりの復帰を果たした久保である。後半途中から出場した日本代表MFは、1-1で迎えた後半AT1分、スルーパスから抜け出してアトレティコ陣地を独走。そのままペナルティーエリア内に侵入すると、GKオブラクの股を抜くシュートでゴールネットを揺らしてマジョルカに勝利をもたらした。

この久保のゴールとマジョルカの勝利は、彼らのサポーター、さらには番記者にとっても深く記憶に刻まれるものだったようだ。例えば、試合翌日となる12月5日付のスペイン『アス』では、トマス・ジナス記者の次のようなオピニオン記事が掲載されている。

「マジョルカの歴史的な午後だ。彼らはメトロポリターノで初めて勝利を手にして、2カ月間にわたって勝利のない日々をついに終えたのである」

「監督たちは重要な役割を担い、試合結果の鍵を握ることになった。チョロ・シメオネの選手交代は次のチャンピオンズリーグの試合を見据えたもので、とても保守的だった。一方のルイス・ガルシア・プラサはその正反対で、問答無用で攻撃を仕掛けることを目指した」

「そして最後には花形タケ・クボがスーパーヒーローに変身して、その冷静さでもってアトレティコ戦初ゴールを決めたのだった。マジョルカは懸命さが、本気で取り組む姿勢が、確信があるならば、どんなことでも可能であることを示したのである」

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