Takefusa KuboGetty Images

降格危機のマジョルカ、セビージャと勝ち点1を分け合う…ベンチスタートの久保建英は74分から出場

マジョルカは11日にラ・リーガ第36節、敵地サンチェス・ピスフアンでのセビージャ戦に臨み、0-0で引き分けた。MF久保建英は2試合ぶりのベンチスタートとなり、74分から出場している。

前節グラナダ戦では1-6の大敗を喫して、降格圏の18位に順位を落としてしまったマジョルカ。チャンピオンズリーグ出場権確保を目指すセビージャの本拠地に残り込んだこの試合では、やはり主導権を握られて自陣での防戦を強いられる。ただ、幾度か決定機を許しながらも、失点は許すことなくハーフタイムまでたどり着いている。

後半も状況は変わらず、マジョルカは堅守からムリキを中心とした速攻でゴールを狙う。アギーレ監督は74分に切った交代カードで、アンヘルとサルバ・セビージャを下げてダニ・ロドリゲスと久保を投入。5-3-2の2トップの一角を務める久保は速攻の際の起点となり、75分に仕掛けたドリブルではグデリのイエローカードを誘発。その勢いは守備でもあり余る形で発揮され、78分にはオカンポスの足を踏みつけて自らもイエローカードを提示されてしまった。

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久保はさらに84分、ペナルティーエリア内でディエゴ・カルロスに顔に打撃を加えられたとしてPKを求めたが、認められず。その後はセビージャの猛攻が続き、マジョルカはGKレイナの好守もあってスコアレスのまま試合終了のホイッスルを迎えている。

ここ3試合勝利から見放されているマジョルカは、勝ち点を33としたものの相変わらず降格圏18位に位置。翌日にレアル・ソシエダ戦に臨む残留圏17位カディスとの勝ち点差は2、前日にアスレティック・ビルバオに勝利した16位グラナダとの差は4となっており、カディスが明日勝利すれば残り2節を残した段階で、残留は極めて難しい状況となる。

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