16日のラ・リーガ開幕節、マジョルカは本拠地ソン・モッシュでのバルセロナ戦を0-3で落とした。ジャゴバ・アラサテ監督は試合後、バルセロナの決めた2点目が不当であったとの見解を示している。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。
バルセロナが24分に決めた2点目は、物議を醸すものとなった。右サイドから内に切れ込んだFWヤマルがシュートを放つと、このボールが頭に当たったDFライージョがうつ伏せに倒れ込んだ。マジョルカDF陣の足は止まったもののバルセロナはプレーを継続し、エリア手前のFWフェランが右足のシュートでネットを揺らしている。
ライージョはその後プレーに復帰したが、脳震盪と判断することなく試合を止めなかったムヌエラ・モンテーロ主審に対して、観客、マジョルカの面々は激しく抗議。アラサテ監督はイエローカードを提示された後も、ベンチで不満を言い続けていた。感情が昂っている様子だったマジョルカはその後、MFモルラネスが抗議によって2枚目のイエローカードを受け、さらにFWムリチが球際で争ったGKジョアン・ガルシアの顔面にキックを浴びせたことで一発退場となり、9人で試合を終えている。
試合後、アラサテ監督は怒りを隠せず。モンテーロ主審が明らかに判断を間違えたとの見解を示している。
「審判に関するミーティングで、選手が頭に打撃を受けた場合、プレーを止めると言われていた。そして私の目の前にいた第4審判は、主審に向かって頭への打撃のために試合を止めるべきと伝えていたんだ」
「打撃があった時点で笛が吹かれていたと思った。だがムヌエラはその後、私のところにやってきて『笛を吹く必要性はない。ライージョは脳震盪を起こしていない』と伝えてきた。しかし、彼がなぜライージョの状態を分かっているというんだ?」
「私たちは判定の基準について不満がある。基準がいつも一緒ではなく、だからこそ苛立ちを感じている。私たちは0-2とされただけでなく、ハーフタイム前に選手数を9人にされたんだ。試合が20分しか続かず、残念だった」




