マジョルカは20日のラ・リーガ第29節、敵地RCDEスタジアムでのエスパニョール戦を0-1で落とした。MF久保建英はベンチスタートとなり、59分から出場している。
5連敗と泥沼にはまり、シーズン前半戦の貯金を失って残留争いに巻き込まれているマジョルカ。ルイス・ガルシア監督はテコ入れのためか、9試合連続で先発させていた久保をベンチスタートとして、代わりにイ・ガンインをスタメンに含めている。
前半はほとんどチャンスが生まれない展開に。マジョルカは6分、アンヘルがペナルティーエリアに入ったかどうかというタイミングで倒されてPKを要求したが、VAR介入後エリア外と判定されてしまう。スコアレスのまま試合は進んでいき、そして42分にエスパニョールが先制点を獲得。中盤でのボール奪取からの速攻を仕掛けると、ダルデルのスルーパスに抜け出したラウール・デ・トーマスがネットを揺らした。
1点ビハインドで試合を折り返したマジョルカ。ルイス・ガルシア監督は59分に交代カードを2枚切り、その中でイ・ガンインとの交代で久保をピッチに立たせている。前節レアル・マドリー戦では左サイドハーフで窮屈なプレーを強いられていた久保は、今回右サイドハーフを務めている。
マジョルカはここからプレス強度を高めて攻勢を仕掛ける。久保も右サイドで果敢にドリブル突破を狙ったが、ファウルで潰されるなかなかチャンスまでつなげることができない。79分には久保がペナルティーエリアに送ったボールからサルバ・セビージャがボレーを放ったが、これは枠の上に外れた。
結局、マジョルカは同点にも追いつけず試合終了のホイッスルを迎え、ついに6連敗を喫した。現在17位に位置するマジョルカは18位カディスと勝ち点2差で、カディスが同節にビジャレアルを下せば降格圏に落ちることになる。




