Takefusa KuboGetty Images

久保建英が高精度プレースキックでゴール呼び込むも…マジョルカ、セルタに四度勝ち越されて4連敗

マジョルカは6日のラ・リーガ第27節、敵地バライドスでのセルタ戦を3-4で落とした。先発で67分まで出場したMF久保建英は、チーム2点目の起点となった。

シーズン前半戦こそ貯金をつくっていたものの、後半戦に調子を落としてしまい、ここ3試合の全敗でいよいよ残留争いに巻き込まれ始めたマジョルカ。ルイス・ガルシア監督はテコ入れを図るべき、この試合では3/5バックのシステムを採用。久保は5-3-2で前線2枚の一角、もっと言えばムリキの背後、トップ下の役割を務めている。

マジョルカのシステム変更は守備の改善が目的とみられるが、13分にいきなり失点。セルビのシュートがクロスバークロスバーに当たって、そのこぼれ球をガリャルドに押し込まれた。その5分後、マジョルカはハイプレスからジャウメ・コスタがボールを奪い、折り返されたボールをジョバンニ・ゴンサレスが押し込んで一時同点に追いつく。が、27分にはイアゴ・アスパスのお膳立てからデニス・スアレスのゴールも許して、結局1点ビハインドで試合を折り返した。

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後半、マジョルカは49分に同点に追いつく。きっかけをつくったのは、久保だ。右サイド、ゴールからやや離れた位置でのFK。久保が左足で蹴ったボールは急激な曲線を描きながらペナルティーエリア内に落ち、これにライージョが頭で合わせると、エイドゥのオウンゴールを誘発している。

久保の精度の高いプレースキックから再び同点に追いついたマジョルカだが、61分に三度失点……。セルビのマイナスのクロスから、エースのI・アスパスにネットを揺らされた。L・ガルシア監督は67分に一気に交代カードを3枚切り、久保らを下げてイ・ガンインらを投入した。

そして87分、マジョルカは三度追いついた。ウーゴ・マージョのハンドによってPKを獲得すると。キッカーのサルバ・セビージャがこれを冷静に決め切った。H・マージョが2枚目のイエローカードで退場し、数的優位にも立ったマジョルカは今度こそ逆転を目指したが、しかしD・スアレスのクロスがヴァルイェントをハンドを誘発して今度はPKを献上……。これをI・アスパスに決め切られて、四度勝ち越されて試合終了のホイッスルを迎えることになった。

4連敗のマジョルカは勝ち点26で16位に位置。同日にラージョ・バジェカーノを下した降格圏18位カディスとの勝ち点差は2まで縮んでいる。

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