KuboGetty Images

マジョルカがビルバオ戦で今季初黒星…先発の久保建英は78分までプレー、イ・ガンインと5分だけ共演を果たす

11日のラ・リーガ第4節、マジョルカは敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦を0-2で落とした。MF久保建英は3戦連続となる先発出場で、78分までプレーしている。

第3節までの成績が2勝1分けのマジョルカ、1勝2分けのアスレティックと無敗を貫く両チームの対戦。マジョルカのルイス・ガルシア・プラサ監督はこの試合でもいつもの4-2-3-1を使用し、久保は1トップのフェル・ニーニョの後方、つまりトップ下に配している。

試合は予想通り、地力で勝るアスレティックがボールを保持して主導権を握り、マジョルカが防戦から隙を見て速攻を仕掛けていく展開。久保は開始3分にボールを浮かして相手をかわし、そのスキルの高さを見せつけた。が、その後は攻撃的長所を発揮するよりも、プレッシングに忙殺される時間がはるかに長くなる。マジョルカはF・ニーニョやレイナの好守によってアスレティックのゴールを何とか防ぎ切り、スコアレスのまま試合を折り返した。

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後半立ち上がりはマジョルカが効果的な攻撃を見せる。まず47分、久保が左サイドを巧みに突破してグラウンダーのクロスを送ったが、これは惜しくもイニゴ・マルティネスのクリアに遭う。その後もオフサイドになりはしたもののガラレタの強烈なミドルや、久保のスルーパスからのダニ・ロドリゲスのサイド突破など、アウェーチームが勢いを見せた。

しかしながら先制点を決めたのは、 1万4566人の観客の後押しを受けるアスレティックだった。69分に迎えた左サイドからのフリーキックの場面、ムニアインがペナルティーエリア内に送ったボールをビビアンが頭を振り抜いて枠内に押し込んだ。

ビハインドを負ってしまったマジョルカ。ガルシア・プラサ監督は73分に交代カードを切り、ガラレタ、ムブラ、ババを下げてバッタリア、フェバス、そしてイ・ガンインをピッチに立たせる。マジョルカデビューを果たした韓国人MFはトップ下に位置し、久保はムブラが位置していた右サイドにスライドしている。

しかし74分、スコアを動かしたのはまたしてもアスレティックだった。ハイプレスを仕掛けたムニアインがヴァルイェントからボールを奪い、そのままグラウンダーのクロスを送ると、イニャキ・ウィリアムスがその長い足で合わせてネットを揺らしている。I・ウィリアムスは、記念すべきアスレティックでの300試合出場を自ら祝った格好だ。

ガルシア・プラサ監督は78分に久保とヴァルイェントを下げてサストレとアブドン・プラッツを投入。久保とイ・ガンインの共演は、まずは5分間のみにとどまった。その後、4-4-2にシステムを変更したマジョルカだったが(イ・ガンインは右サイドに回る)、マルセリーノ監督率いるアスレティックの堅守を破ることはかなわず、完封で今季初黒星を喫した。

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