8日のラ・リーガ第20節、マジョルカは敵地シウター・デ・バレンシアでのレバンテ戦を0-2で落とした。MF久保建英は先発フル出場を果たしている。
今季ラ・リーガでいまだ勝利をつかんでいない最下位レバンテのホームに乗り込んだマジョルカ。ルイス・ガルシア監督は「タケとの共存は難しい」と話していたイ・ガンインを招集外としたこともあり(なおマジョルカは名前を伏せながら新たに3人が新型コロナに感染したことを発表している)、ラ・リーガ、コパ・デル・レイと2試合を欠場した久保をスタメンで起用した。日本人MFは4-2-3-1のトップ下に入っている。
前半は両チームともにチャンスに乏しい閉じられた内容に。その中で久保はマジョルカの攻撃の起点として、ドリブルやスルーパスで違いを生み出しそうと試みるも、レバンテの5バックは堅く、また良質な展開ではファウルによって潰された。
スコアレスで迎えた後半、レバンテが47分に先制点を獲得。スルーパスから最終ラインを抜け出したソルダードが、そのままペナルティーエリア内に侵入して右足のシュートでネットを揺らした。対して、ビハインドを負ったマジョルカは63分、フェル・ニーニョがペナルティーエリア内でロベール・ピエルに倒されたPKを獲得。しかし途中出場ブライン・オリバンが放ったシュートはGKアイトール・フェルナンデスにセーブされ、千載一遇のチャンスを逃してしまう。
その後マジョルカは右サイドに流れる久保を中心に攻め込んだが、なかなかチャンスにつながらない。81分には敵陣でのボール奪取をきっかけに、サルバ・セビージャのスルーパスからF・ニーニョがシュートを決めたが、S・セビージャのハンドでゴールは認められなかった。終盤、意地の猛攻を仕掛けたマジョルカだったが、97分には速攻からモラレスに2点目を決められて勝負あり。レバンテの今季初勝利を許してしまった。
4試合勝利から遠ざかるマジョルカは勝ち点21で暫定15位につけている。




