13日のラ・リーガ第16節、マジョルカは本拠地ソン・モッシュでのエルチェ戦を4-2で制した。日本人FW浅野拓磨は6試合連続でベンチスタートとなり、71分から出場している。
ここ3試合、勝利に恵まれていないマジョルカ。この試合では6分と早い時間帯に先制に成功する。左サイドのビルジリが個人突破を仕掛け、その横パスからモルラネスがシュートを沈めた。
だが、マジョルカのリードする時間は長くは続かなかった。22分にエルチェの速攻を許すと、ラファ・ミルのパスがマフェオのオウンゴールを誘発している。
試合は1-1のまま進み、マジョルカのアラサテ監督は71分の交代で浅野を投入。サイドに位置した日本人FWは、そのスピードを生かした縦への突破からムリチにチャンスを供給していく。
そして82分、マジョルカが勝ち越しゴールを決めた。エルチェGKイニャキ・ペニャの縦パスをマスカレルが奪うと、すかさずロングシュート。正確な軌道のボールが、無人のゴールに収まっている。
マジョルカはさらに89分、マスカレルのさらなるロングボールから追加点。背番号5が左サイドから正確無比のクロスを放ち、ムリチがヘディングシュートを決め切っている。
一気に2点のリードを得たマジョルカは、91分にも決定機を迎える。浅野がフリーでペナルティーエリア内に侵入して横パスを送り、アブドンがシュート。ペニャがセーブし切れなかったボールが枠の方へ転がったが、これはゴールラインを割る直前に同GKにキャッチされた。浅野にとっては、悔しい“アシスト未遂”となっている。
マジョルカは2点差を維持したまま試合終了のホイッスルを迎え、4試合ぶりの白星を獲得。勝ち点を17として、暫定で14位に順位を上げた。




