ブンデスリーガは15日に第26節が行われ、マインツとフライブルクが対戦した。
直近4連勝でついに3位まで浮上した絶好調のマインツ(勝ち点44)と、6試合無敗も2試合連続引き分け中の5位フライブルク(勝ち点41)、チャンピオンズリーグ出場権を争う同士が直接対決を迎えた。マインツで今季全試合先発中の佐野海舟、8ゴール5アシストでフライブルクを牽引する堂安律も共に先発している。
序盤は125周年を祝うホームのマインツがボールを握る中、フライブルクも7分にギュンターが強烈なボレー、9分に堂安律の突破、13分に堂安律の鋭いクロスなどでチャンスを作っていく。20分付近からは、フライブルクが効率的に相手ボックス付近に侵入するシーンが増加。マインツはなかなかチャンスが作れない時間が続いた。
それでも34分、マインツが先制に成功。右深い位置に飛び出したカシがクロスを送り、飛び込んだブルカートが合わせてゴールイン。エースの今季15ゴール目で、やや苦しんでいたホームチームが前に出る。しかし39分、マインツはコーアがボックス付近でヘーラーを倒してPKを献上。VARレビューの結果、ボックス外でのファールだったとしてPKは取り消されたものの、コーアは一発退場に。10人となって前半を折り返した。
後半は数的優位を持つフライブルクがボールを握り、マインツは速攻でチャンスを狙う展開に。フライブルクは53分、堂安律の精確なクロスにグレゴリッチュが頭で合わせて決定機を作る。一方のマインツも、57分に自らドリブルで持ち運んだブルカートが強烈なシュートを放った。
すると58分、フライブルクが同点に追いつく。ギュンターの完璧なクロスにグレゴリッチュが頭で合わせてネットを揺らした。数的優位を持つアウェイチームがタイスコアに持ち込む。さらに62分、ヘーラーに決定機が訪れたが、シュートはGKツェントナーのファインセーブに阻まれた。66分にも、ドリブルでボックス内に侵入した堂安律が際どいシュートを放った。
劣勢の展開が続いていたマインツだが、70分付近から再びチャンスを作ると、74分に勝ち越しに成功。セットプレーから相手GKがこぼしたボールを拾って展開し直すと、最後はカシのクロスをハンチェ=オルセンが頭で押し込んだ。数的不利のホームチームが再び前に出る。
しかし、フライブルクもすぐさま反撃。79分、左サイドまで流れた堂安律が浮き球をコントロールしてボックス内に侵入すると、鋭いクロスでキュブラーの同点弾をアシストした。アウェイチームがまたも追いつくことに成功する。試合はこのまま終了。白熱の一戦は2-2の引き分けに終わった。この結果、連勝が止まったマインツは勝ち点45に。3試合連続ドローのフライブルクは勝ち点42となった。
