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相馬勇紀、代表活動中での天皇杯準決勝で結果残し「このクラブでタイトルを取りたい」

天皇杯準決勝は延長戦の末にFC町田ゼルビアがFC東京を2-0と下した。町田のMF相馬勇紀は試合後、笑顔を見せながら試合を振り返っている。

15日に行われた天皇杯準決勝。“前哨戦”となった明治安田J1リーグ第36節ではFC東京が町田を相手に1-0と勝利していたが、この日も堅い試合展開に。スコアレスで90分を終えると、103分に林幸多郎が価値ある先制点を町田にもたらす。さらに109分にも相馬勇紀の折り返しをオ・セフンが沈め、町田が2-0と勝利している。

試合を通じて厳しいマークにさらされた相馬は「もうめちゃくちゃマークされて…」と漏らしながらもパフォーマンスに手応えを得たことも語る。

「前半に(ミッチェル)デュークに送った2本のクロスは、割とイメージ通りではあって、入ったらよかったです。今日は(林)幸多郎が入ってポジションも入れ替わってくれたので、難しいながらも仕掛ける回数は増えていきました。そこで味方に合わせられたので、次はゴールにつなげられたらと思います」

とりわけ延長後半に生まれた2点目ではオ・セフンのシュートを見事な突破からアシスト。相馬は「1点入ったのもあって、オープンになり一瞬ルーズになりました。(対面する)東(慶悟)さんを抜けると思って。最初はシュートも考えたけど、敵が動いたのでクロスにしました。セフンがよく決めてくれたなと思います」と振り返った。

11月は、日本代表活動中での一戦となった天皇杯。相馬は「この大会がなかったとして呼ばれていたか僕らはわからないですけど」と前置きしつつ、この準決勝が小さくない意味を持っていたことも強調した。

「やはり代表は目指しているところ。森保監督のインタビューの発言も見たんですけど、この大会に集中させてくれるようなコメントでした。だからこそ、このクラブでタイトルを取りたいと思いましたし、ファイナルに行けてよかった」

この一戦に至るまでチーム内では綿密なミーティングがあったようで、「3日間連続で1時間のミーティングをして」と相馬は明かす。

「リーグ戦で負けたので、選手とスタッフでどうしたら相手が嫌かとか議論を続けていました。その上での勝利だったので、いつもの倍くらい嬉しかったです」

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