明治安田J1リーグは10日に第25節が行われ、FC町田ゼルビアとヴィッセル神戸が対戦した。
中断前まだリーグ戦5連勝と絶好調で、勝点を40まで伸ばした町田。一方で3連勝でついに単独首位に立った王者・神戸(勝ち点46)。好調の上位同士が町田GIONスタジアムで激突した。町田では相馬勇紀や谷晃生らが、神戸では宮代大聖や井手口陽介らがスタメンに入っている。
試合は序盤から両チームともに積極的に入ったが、その勢いのままいきなり動く。開始6分、ロングスローのこぼれ球を胸トラップした中山雄太がそのまま振り抜く。強烈なロングシュートがポストに当たってネットに突き刺さった。ホームチームがスーパーゴールでいきなりリードを奪った。
畳み掛ける町田は7分、FKから岡村大八が決定的なヘッドを放ったが、GK前川黛也のファインセーブに阻まれる。さらに22分、CKから再び岡村大八に決定機。ボールは神戸に譲るものの、速攻やセットプレーでチャンスを作っていく。
そして36分、町田がまたもスーパーゴールを叩き込む。左サイドで受けた相馬勇紀がカットインから右足を振り抜き、見事な軌道を描いたボールがネットに吸い込まれた。ホームチームが突き放し、前半を折り返した。
追いかける神戸は49分、井手口陽介が強烈なミドルシュートを突き刺したものの、直前にボックス内でファールがあったために認められず。その後もボールを握ってチャンスを伺うが、決定機を作れない時間が続く。すると58分、復帰を果たした大迫勇也を投入。ゴールを狙いに行く。
雨脚がさらに強まる中、神戸は最後までゴールを目指して攻めていくが、町田の堅守を崩すまでには至らない。85分の井手口陽介のロングシュートや大迫勇也のシュートが枠を捕らえるが、GK谷晃生の牙城を崩せない。試合はこのまま終了し、町田が2-0で神戸を下した。
この結果、町田はリーグ戦6連勝を達成。勝ち点を43まで伸ばすことに成功した。一方、8試合ぶりに敗れた神戸は勝ち点46のまま。勝利した鹿島アントラーズ、柏レイソルにかわされて3位まで転落している。
