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先制許す苦しい展開も…望月ヘンリー海輝が同点弾!町田、初挑戦のACLE初戦はFCソウルとドロー

AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)は16日に東地区のリーグステージ第1節が行われ、FC町田ゼルビアはFCソウルと対戦した。

昨季は明治安田J1リーグ初挑戦ながら3位に入り、今季のACLE出場権を獲得した町田。そして迎えたアジア最高峰の舞台での初戦は、町田市立陸上競技場でのFCソウル戦。黒田剛監督は、相馬勇紀や谷晃生、昌子源、望月ヘンリー海輝ら主力を先発させている。一方のFCソウルでは、元イングランド代表MFジェシー・リンガードらがスタメンに入った。

開始2分でナ・サンホの強烈なシュートが枠を捕らえるなど、町田は積極的な入りを見せる。15分過ぎからはボールを保持しながらチャンスを伺うが、なかなか決定機までは繋がらない時間が続いた。それでも31分、相馬勇紀の鋭いシュートがポストに直撃。主導権を握りながらゴールに迫っていく。

すると38分、林幸多郎がボックス内で相手を倒してPKを献上。しかし長時間のVARオンフィールドレビューが行われた結果、PK判定は取り消しに。町田は判定に救われる形となる。前半はスコアレスで折り返した。

後半も町田は積極的に仕掛けに行き、54分にはドレシェヴィッチが鋭いミドルを狙う。しかし59分、先制したのはFCソウルだった。自陣で奪ってカウンターを仕掛けると、最後はリンガードのクロスにドゥガンジッチがダイレクトで合わせてネットを揺らした。町田は一瞬の隙を突かれてリードを許す。

町田は失点直後に2枚替えを行い、西村拓真と下田北斗を投入してゴールを目指す。66分にはセットプレーのこぼれ球から中山雄太が強烈なシュートを突き刺したが、直前にファールがあったためにノーゴール。その後も猛攻を仕掛けていくが、1点が遠い状況が続いた。

それでも80分、攻め続けた町田が同点に追いつく。左サイドを突破すると、下田北斗の折り返しに藤尾翔太が合わせ、最後は望月ヘンリー海輝が押し込んだ。日本代表DFの一撃で、試合を振り出しに戻した。

追いついた町田は、さらに勢いを強めて逆転を目指す。90分には西村拓真が際どいシュートを放ったものの、勝ち越しまでは至らず。1-1のドローでACLEの初戦を終えている。

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