現地時間5日、イングランド・プレミアリーグは第11節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールは敵地ケニルワース・ロードでルートン・タウンと対戦した。
直近のカラバオカップでは先発した遠藤だが、この試合ではベンチスタート。中盤3枚はショボスライ、マクアリスター、フラーフェンベルフで構成され、前線3枚はサラー、ジョタ、ヌニェスが並んだ。
父親の誘拐事件が解決せずに欠場の続いていたルイス・ディアスがようやくベンチ入りを果たしたリヴァプールは、立ち上がりからルートンゴールへと迫る。13分、アレクサンダー=アーノルドの縦パスに抜け出したヌニェスが、エリア内右からシュートを放つもクロスバーを叩く。
ルートンも15分に反撃。高い位置でボールを奪い、左のオグベネが縦に仕掛けてクロスを上げると、ファーサイドでフリーとなっていたカボレが受けてシュートを放つもゴール上へと打ち上げてしまう。
リヴァプールは左サイドからヌニェスがカットインシュートを放つもGKカミンスキに阻まれ、33分にはフラーフェンベルフの仕掛けからエリア内左で受けたジョタが右足で狙うも、再びGKカミンスキが横っ飛びで防いだ。
互いにスコアレスで迎えた後半も、引いて守るルートンに対してリヴァプールが攻勢に出るもなかなか決定機が作れない。67分、ショボスライ、ジョタ、ゴメスが下がり、ガクポ、エリオット、ツィミカスを投入。迎えた70分、アレクサンダー=アーノルドが左サイドから入れたクロスを、ゴール前のサラーが頭で合わせる。これが折り返すような形となり、エリア内左に走り込んでいたヌニェスが押し込むも、至近距離からゴール上へと外してしまう。
79分にはフラーフェンベルフが左足で狙うもGKカミンスキが横っ飛びではじき出す。この右CKをアレクサンダー=アーノルドが蹴ると、ゴール前のファン・ダイクが頭で合わせるもシュートコースにいたヌニェスは押し込めず。するとここからルートンのカウンターが発動。バークリーから右のカボレに展開すると、ゴール前に折り返したボールをタヒス・チョンが滑り込みながら押し込んでルートンが均衡を破った。
リヴァプール相手の先制点に、会場のボルテージは最高潮に達する。追いかける格好となったリヴァプールは83分にフラーフェンベルフを下げてL・ディアスを投入し勝負に出る。
するとアディショナルタイムの5分、エリオットの左クロスをファーポストに走り込んだL・ディアスが高い打点のヘディングで合わせ、リヴァプールが土壇場で追いつく。ゴールを決めたL・ディアスはユニフォームをめくって捕らわれた父親へのメッセージを発した。
さらに逆転を狙ったリヴァプールだったが、ルートンも粘って1-1のまま試合は終了。リヴァプールは敗戦を免れ、ルートンは今季2勝目を逃した。
■試合結果
ルートン 1-1 リヴァプール
■得点者
ルートン:T・チョン(80分)
リヴァプール:L・ディアス(90+5分)




