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ライスが土壇場で劇的逆転弾!冨安健洋欠場のアーセナルがルートンとのシーソーゲームを制す

現地時間5日、イングランド・プレミアリーグは第15節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルは敵地ケニルワース・ロードでルートン・タウンと対戦した。

前節、先制点をアシストしながらも後半に負傷交代を強いられた冨安はメンバー外となり、右サイドバックにはホワイトを起用。左サイドバックではキヴィオルが先発し、中盤ではハヴァーツが先発復帰を果たした。

得点力不足によって下位に沈んでいるものの、堅守に定評のあるルートンの守備に対し、アーセナルは立ち上がりから主導権を握る。

試合が動いたのは20分、雑なバックパスを受けたGKカミンスキが、プレスを受けて左サイドのタッチにボールを蹴り出す。すると追っていたジェズスがすぐさまスローインを始め、サカの折り返しをゴール前のマルティネッリがゴール左へと流し込みアーセナルが先制する。

素早いリスタートからゴールを奪ったアーセナルに対し、先制を許したルートンもすぐさま反撃。25分、ドーティーの左CKをゴール前でマークを外したオショが頭で合わせ、ルートンが試合を振り出しに戻した。

追いついたとはいえ、試合のペースを握っているのはアーセナル。迎えた前半終了間際、右サイドをサカとのワンツーで抜け出したホワイトのクロスを、ゴール前に走り込んだジェズスがフリーでヘディング。アーセナルが再びリードを奪って試合を折り返した。

後半もアーセナルペースで試合が進む中、ルートンは49分、ドーティーの右CKに対してGKラヤが飛び出すも、その手前のアデバヨが打点の高いヘディングで合わせ、ルートンがまたもCKから同点に追いつく。

さらに57分、中盤の包囲網をドリブルで突破したバークリーが中央のタウンゼンドに預けると、ペナルティーエリア手前左で再び受けたバークリーがシザースフェイントで縦に切り込み、そのまま左足を振り抜く。やや角度に欠けていたが、抑えの利いたシュートはGKラヤを破りルートンが逆転に成功する。

ついにリードを許してしまったアーセナルだが、失点から3分後に追いつく。サカのルーズな浮き球パスをエリア内左で体を使ってキープしたジェズスがゴール前に送ると、飛び出したハヴァーツがネットを揺らした。

勝ち切りたいアーセナルは64分にマルティネッリとキヴィオルを下げてトロサールとジンチェンコを投入。攻勢を強めるが、ゴール前を固めるルートンの守備陣も一筋縄ではいかない。

終盤は勝ち点1でも御の字のルートンが完全な逃げ切りを図り、人数をかけて攻めるアーセナルの猛攻を跳ね返していく。このまま勝ち点1を分け合うかと思われた終了間際のラストプレー、左サイドからウーデゴールが入れたクロスをゴール前のライスが頭で合わせると、これがゴール右へと決まって土壇場でアーセナルが逆転に成功。首位アーセナルが劇的な逆転勝利を手にした。

■試合結果

ルートン 3-4 アーセナル

ルートン:オショ(25分)、アデバヨ(49分)、バークリー(57分)

アーセナル:マルティネッリ(20分)、ジェズス(45分)、ハヴァーツ(60分)、ライス(90+7分)

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