Lukas Podolski & Daisuke Yokota(C)Getty Images

ポドルスキが語る横田大祐獲得の舞台裏「クラブ首脳陣はダイスケの獲得に慎重だった。だから僕は…」

元ドイツ代表FWのルーカス・ポドルスキは、過去の横田大祐のグールニク・ザブジェ入りの舞台裏を明かした。ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

現在25歳の横田は今季、ベルギーのヘントからの期限付き移籍で松田隼風も所属するハノーファーに加入。先日、2023年2月にラトビアのヴァルミエラからザブジェへ移籍した際、今もなお同クラブでプレーするポドルスキが移籍金の一部を負担するなど、その実現に深く関わっていたことを明かしていた。

それを受け、『ビルト』は今度はポドルスキを取材。ヴィッセル神戸でも約2年半プレーした経験を持つ40歳は、横田の移籍の詳細について問われると、「ダイスケはうちのスカウトの目に留まり、コーチ陣も彼をとても気に入っていた。そこで僕が彼に電話をして、うちへ来るよう説得したんだ」と振り返り、さらに「当時、僕がダイスケのポーランド行きの航空券も支払ったんだよ」とも明かした。

とはいえ、ポドルスキが負担したのは航空券に限らず、60万ユーロとされる移籍金の一部にまで及んでいた。

「クラブ首脳陣は当初、ダイスケの獲得に慎重だったんだ。だから僕は、『彼は何かいいものを持っているから、移籍金の一部を自分が払う』と言った。その提案に皆が納得し、ダイスケを獲得することになった」

横田はザブジェで公式戦32試合に出場して9ゴール3アシストと活躍。2024年1月には220万ユーロとも伝えられる移籍金をクラブにもたらし、ベルギーのヘントへステップアップを果たした。一方、今でも横田について「彼は本当にいい奴だ」と称賛するポドルスキは、「この選手を連れてくるために故郷のクラブを喜んで助けたまでで、金銭的な思惑は一切なかったよ」と語り、利益分配の意図については否定している。

広告