移籍市場で大きな注目を集めるベルギー代表FWロメル・ルカクについて、移籍専門記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が状況を伝えた。
昨季はインテルで14ゴール7アシストを記録し、チャンピオンズリーグ決勝進出などに貢献したルカク。レンタル期間終了に伴い今夏チェルシーに復帰したが、インテルが完全移籍を目指して交渉していることが伝えられていた。しかし、ルカク側がユヴェントスの接触でインテルとの連絡をストップし、これに激怒したインテル側がオファーを取り出げたことがイタリア複数メディアの報道で発覚していた。
そんなルカクだが、噂されたユヴェントスへの移籍は未だ実現していない。するとイタリア一部メディアでは、ストライカーを探すローマが獲得を検討していると報道。さらに注目が集まっている。
しかしディ・マルツィオ氏によると、ローマは現時点でなんの交渉も行っていない模様。ストライカーを探していることは事実だが、現在はアタランタFWドゥバン・サパタの獲得へ焦点を当てているようだ。そしてローマがルカク獲得へ動くのは、移籍市場最終盤までストライカーを見つけられず、選手も移籍が決まっていない場合のみだという。
一方でユヴェントスだが、伝えられたFWドゥシャン・ヴラホヴィッチとのトレード案についてチェルシー側から連絡がないため、現在は相手側の動きを待っている状態に。ルカク本人はユヴェントス移籍を望み、現時点では他の選択肢を検討していないようだ。
なお同氏は、チェルシーは最終的にレンタル移籍にも応じる可能性が高いと指摘。しかしすでに6選手をレンタルに出しており、上限まで残り1枠となっているという。そのため仮に新たに選手をレンタルで放出した場合、ルカクは完全移籍の選択肢のみとなるようだ。今後の動向に注目が集まっている。
