ユヴェントスは、ベルギー代表FWロメル・ルカクと3月の段階で接触していたようだ。
昨季はインテルで14ゴール7アシストを記録し、チャンピオンズリーグ決勝進出などに貢献したルカク。レンタル期間終了に伴い今夏チェルシーに復帰したが、インテルが完全移籍を目指して交渉していることが伝えられていた。しかし、ルカク側がユヴェントスの接触でインテルとの連絡をストップし、これに激怒したインテル側がオファーを取り出げたことがイタリア複数メディアの報道で発覚していた。
だが、ルカクは3月の時点でユヴェントスと接触していたようだ。移籍専門記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が『コリエーレ・デッラ・セーラ』に寄稿したコラムによると、今夏ユヴェントスのスポーツディレクターに就任したクリスティアーノ・ジュントリ氏のスタッフとルカクの弁護士は3月に接触し、昨季のチャンピオンズリーグ決勝後に話し合うことを約束していたという。
そして決勝戦後、ユヴェントスとルカク側はインテルの気づかぬ内に移籍の可能性について「握手していた」模様。また、マンチェスター・シティとの大一番で先発から外れたことが、ルカクの決断に影響を与えたとも指摘されている。
なおユヴェントスは現在、チェルシーとドゥシャン・ヴラホヴィッチを含めた交渉を行っているという。ユヴェントスはルカク+3500万~4000万ユーロ(約55億円~約62億円)の移籍金を望んでいるが、チェルシーのオファー額は要求額から最低でも1000万ユーロ(約16億円)以上低いようだ。しかし、ボーナスを含めることで交渉が前進する可能性も伝えられている。今後の動向に注目だ。
