クリスタル・パレス戦に出場したチェルシーFWロメル・ルカクだが、スタッツ面で非常に厳しい一戦となった。
今季チェルシー史上最高額の9750万ポンドで加入したルカク。しかし負傷やピッチ外での発言が問題視されるなど、苦しい時間が続いている。プレミアリーグでは直近3試合でノーゴールに終わっていた。
そして迎えた第26節のクリスタル・パレス戦、ルカクは最前線でフル出場を果たしたものの、ほとんどボールに絡むことができず。チームは試合終盤のゴールで1-0と競り勝ったが、またも無得点に終わった。
『Opta』によると、ルカクはこの試合の前半、タッチ数がわずか2回(内1回はキックオフ)に留まったという。さらに、90分間を通しても7回。これは『Opta』の統計がプレミアリーグで使用可能となった2003-04シーズン以降、90分間以上プレーした選手ではワースト記録になったようだ。
試合後、トーマス・トゥヘル監督はルカクのパフォーマンスについて『beIN SPORTS』で「システムのせい?」と質問されると、「いやいや、システムの問題ではないよ。彼のためにシステムを変更することはない。なぜなら攻撃の基本構造は同じだからだ。我々は常に4-1で攻撃する。ビルドアップでは3-2でやることもあれば、4-1でやることもある。彼にとっては何も変わりはない」と答えている。