スペイン代表は5日にUEFAネーションズリーグ・グループB第2節、アウェーでのチェコ戦に臨む。前日会見に出席したルイス・エンリケ監督は、チェコが強敵であるとして警戒感を示している。
「とても難しい試合が私たちを待ち受けている。チェコはグループ内のどんなチームにも勝つことができる。スイス戦でも彼らに値する勝利を手にしていた。彼らはとても勇敢で、守備が素晴らしく、スペースの埋め方がうまい」
ルイス・エンリケ監督はその一方で、前節ポルトガル戦(1-1)で最後まで出場させなかったMFマルコ・アセンシオについても言及。同選手のクオリティー、とりわけミドルレンジから放たれるシュートの素晴らしさを強調している。
「彼は世界トップレベルの選手だ。マルコのようなシュートを打てる選手は、世界に6人といない。彼は初戦こそプレーしなかったが、まだ3試合が残っている。彼は世界最高のクラブの一つに在籍する選手なんだよ」
L・エンリケ監督は今回の招集メンバーで、GKには守護神のウナイ・シモンのほか、ロベルト・サンチェス、ダビド・ラジャを呼んでいる。
「私はレギュラーとなれるGK3人を求めており、今現在はそんな3選手を擁している。誠実に言わせてもらうが、3人のうち誰がプレーしても問題ないよ。ウナイについては、興味深い経験を積んでいる選手と言えるね」
「GKはプレーを開始して、最初の優位性を生み出さなければならない。それと空中戦も支配する必要がある。私が求めるのは、平穏と落ち着きを与えてくれるGKなんだ。ただし、それはミスをするなと言っているわけではない。ミスもフットボールの一部なのだから」
また、現在はFWアルバロ・モラタがレギュラーを務める9番のポジションに必要な要素については、守備での献身性を挙げている。
「すべてのストライカーがしなければならない明確なことがある。彼らは1人目のDFであり、狂人のように走らなければ、ボールがないところでは獣のような姿勢でいなくてはならない。彼らなしでは、チームは守備面で高い成果を収められないんだ」
