リヴァプールのレジェンドであるイアン・ラッシュ氏が『GOAL』の独占インタビューに応じ、日本ツアーや対戦する横浜F・マリノスについて語った。
昨シーズンのプレミアリーグ王者として、20年ぶりに来日を果たしたリヴァプール。前日練習でも多くのファンを熱狂に包んだ世界屈指の強豪だが、30日には「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025」で横浜FMと対戦する。
そして日産スタジアムでの一戦を控える中、リヴァプール史上最多得点記録(346ゴール)を持つイアン・ラッシュ氏が『GOAL』の独占インタビューに応じ、日本の印象について語った。
「今回が3回目の来日です。(日本のかたは)本当に配慮があるというか、みんな温かい印象ですね。前回来たのは2017年ですが、その時と比べてもリヴァプールのファンがとても増えたと思います。特に若い世代のファンですね。(来日してから)ここまで都心部を歩き回ったりはできています。こういう滞在だとあまりできないことも多いですが、普通の人のようにできて嬉しいですね。英国大使館でのイベントではお寿司も食べることができて、本当においしいなと思いました」
リヴァプールは、来日前に香港を訪れてミランとも対戦(2-4)している。今回のアジアツアーについては「クラブにとって非常に重要です。チームは世界中にサポーターがいるわけですが、なかなかアンフィールドに来られないかたが多いので、こういった機会を利用して普段から来てくれるようにするのが大切だと思っています。生でスター選手を観ることができますしね。ワールドワイドなファミリークラブになるためには、こういった取り組みは必要です」とし、今回のツアーをきっかけとして現地観戦に訪れてほしいと明かしている。
■横浜FMにエール
また、今回対戦する横浜FMにも言及。明治安田J1リーグで18位と残留争いを強いられている現状だが、クラブへのエールを送った。
「歴史のあるチームだと聞いています。今は苦しんでいる状況かと思いますが、リヴァプールと対戦することは大きなテストになるかもしれませんね。私も非常に楽しみです」
「(残留するためには)厳しい状況にある中で、一番は選手が団結してチームとして戦う必要があると思います。チームスピリットですね。難しい中で個人個人がバラバラにプレーしてしまうと絶対にうまくいかないので、特にこういう状況では、選手はもちろん、サポーターも団結して、1つになって戦ってほしいです」
そして、日本のサポーターへ「皆さんにはサポートを続けていただきたいです。このクラブと共に歩んでください」と変わらぬ声援をお願いしている。





