リヴァプールのアルネ・スロット監督は、「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025」の横浜F・マリノス戦を振り返った。
プレミアリーグ王者として、20年ぶりに来日を果たしたリヴァプール。30日には日産スタジアムで横浜FMと対戦したが、先制を許したものの、フロリアン・ヴィルツ、ニョニ、リオ・ングモハのゴールで3-1と逆転勝利を収めている。
試合後の会見に出席したスロット監督は、試合についてコメント。横浜FMとの経験はチームにとってプラスになったとし、また途中出場の選手が活躍したことを喜んでいる。
「非常に良い試合だった。相手はシーズン中で、非常に強度の高い試合になった。プレシーズン中の我々にとって良い経験になる。我々にプレッシャーを与えてくれて、競争できる相手と戦うのが重要だからだ。今日の相手はまさにそれをしてくれたね」
「最初に失点してしまったが、交代選手が非常に大きな影響を与えてくれたね。彼らが大きな影響を与えてくれたのは満足しているよ。ただ、やはりゴールを奪われたこと、ビッグチャンスを逃したこと。ああいう場面では決め切らなければならない。0-1になったあともしばらく点が取れなかったしね。失点後、すぐに試合をコントロールする必要がある」
「リオ(ングモハ)だけじゃなく、トレイも良かった。リオだけじゃなく、他の選手も途中出場で試合を変えてくれた。ただ、リオは素晴らしかったね。彼のようにアカデミー出身選手が試合を変えるのは、エネルギーを与えるという意味で良いことだ。でも、他の選手も素晴らしかったよ」
なおこの試合では、先発した主将フィルジル・ファン・ダイクがアームバンドを巻いたものの、59分にそのファン・ダイクと交代した遠藤航がゲームキャプテンを務めた。香港での会見では副キャプテンについて決めかねていることを明かしていた指揮官だが、改めて副キャプテンについて言及している。
「(副キャプテンについて)まだ決めていないよ。個人個人とは話しているけど、まだ決めていない。(リーダーシップグループは)非常に重要だ。チームを理解するだけではなく、選手側の声を伝えるという意味でもね。アンフィールドに戻って、決めていきたいと思っている」
「(遠藤航は)常に重要な役割を担ってきた。常に試合に出場してゴールを決める選手は目立つが、ワタは試合に出る時間が短くても、いつもチームのためにプレーしてくれる。特別なプレー時間がなくてもチームのことをよく考えてくれる選手は大切だよ。だから今回は、日本という場でゲームキャプテンになるのがふさわしいことだった。それで日本のファンのかたが喜んでくれたなら嬉しいね」





