現地時間20日、カラバオカップ(イングランド・リーグカップ)は準々決勝が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにウェストハムを迎えた。
カップ戦ということもあり、若干のターンオーバーを敷いたリヴァプールはサラー、アレクサンダー=アーノルド、ルイス・ディアスがベンチスタート。遠藤は公式戦5試合連続となる先発出場を果たし、ショボスライ、カーティス・ジョーンズと共に中盤を構成した。
立ち上がりからホームのリヴァプールが攻勢に試合を進め、9分にはエリオットがドリブルで持ち上がりペナルティーエリア手前左から左足を振り抜くも、これはゴール右へとわずかに外れる。
さらに14分、C・ジョーンズが左サイドからカットインしてショボスライを経由し、ペナルティーエリア手前右で受けたエリオットが左足で狙うもわずかに枠を捉え切れない。
試合が動いたのは28分、ウェストハムのカウンターをクアンサーが奪ってショボスライに預けると、迷わず右足を振り抜く。無回転の強烈なミドルシュートがゴール左へと突き刺さり、リヴァプールが均衡を破った。
ウェストハムにほとんどチャンスを与えないリヴァプールは前半終了間際、右サイドからエリオットが左足で入れたクロスをゴール前のガクポが頭で合わせるも、狙い済ましたヘディングはゴール右へとわずかに外れた。
前半、シュート0本に終わったウェストハムに対し、1点をリードして後半を迎えたリヴァプールは56分、中盤で遠藤からのパスを受けたC・ジョーンズが、ヌニェスにクサビのパスを入れてゴール前に侵入。ヌニェスからのスルーパスをエリア内左で受けると、中に折り返す素振りを見せながら意表を突いてシュートと狙う。角度のない位置から放たれたシュートがGKアレオラの股を抜けて逆サイドネットに決まり、リヴァプールが待望の追加点を手にした。
2点をリードしたリヴァプールは60分、遠藤、ファン・ダイク、ショボスライを下げてサラー、アレクサンダー=アーノルド、コナテを投入。すると迎えた71分、コナテが最終ラインから持ち上がり、ペナルティーエリア手前のガクポに預ける。ガクポがすかさず右足を振り抜くと、鋭いシュートがゴール左へと突き刺さり、リヴァプールが勝利を決定付ける3点目を奪った。
意地を見せたいウェストハムは77分、ベン・ジョンソンのロングパスに抜け出したバウエンがエリア内左でクアンサーをかわして右足シュートをゴール右へと沈めて1点を返す。しかし、ウェストハムの反撃もそこまで。
81分にはヌニェスのカットインシュートが右のポストを叩き、跳ね返りをゴール前フリーのサラーが押し込むも、これはゴール左へと外れ、サラーも思わず苦笑い。すると82分、自陣でボールを奪ったアレクサンダー=アーノルドが前線にダイレクトで送ったパスにサラーが抜け出し、そのままGKアレオラとの1対1を制して名誉挽回のゴールで4-1と突き放した。
さらにそのわずか2分後、中盤からドリブルを開始したC・ジョーンズがスルスルとゴール前まで侵入してそのままゴール左へとシュートを決め、5-1とリードを広げた。
ホームで大勝したリヴァプールが準決勝へと駒を進め、フラム、ミドルスブラ、チェルシーと、カラバオカップのベスト4が出揃った。
■試合結果
リヴァプール 5-1 ウェストハム
■得点者
リヴァプール:ショボスライ(28分)、C・ジョーンズ(56分、84分)、ガクポ(71分)、サラー(82分)
ウェストハム:バウエン(71分)




