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劇的勝利も…リヴァプール、開幕戦で露呈した問題とは?OB「このままでは優勝は無理」

リヴァプールOBジェイミー・キャラガー氏は、古巣の問題点を指摘した。

昨季王者として、15日にボーンマスとのプレミアリーグ開幕戦を迎えたリヴァプール。本拠地アンフィールドでの一戦では、49分までに2点を先行される展開に。しかし64分、76分とアントワーヌ・セメンヨのゴールを許して同点に追いつかれた。それでも88分、途中出場のフェデリコ・キエーザが劇的な決勝弾。試合終了間際にはモハメド・サラーにもゴールが生まれ、4-2で勝利を飾っている。

劇的な勝利で白星発進を決めたリヴァプールだが、OBキャラガー氏は守備面の問題を指摘した。イギリス『スカイスポーツ』で、以下のように語っている。

「リヴァプールは以前から同じ問題を抱えている。(同点弾を許した場面は)2-1とリードしている状況で、ボールの前に何人の選手がいたんだ? 8人だろうか? そんな事はありえない。このレベルでは全くもって衝撃的だ。セメンヨがあそこまで走ってシュートを放つなんて、信じられないよ。(イブラヒマ)コナテはどこにいったんだ? 今夜はCBとしてひどい夜だったね」

「全員が前線に突進するという考えは、私は好きじゃない。先週のコミュニティ・シールドでも、リヴァプールが試合をコントロールしていたと感じた瞬間は一度もなかった。クリスタル・パレスと2-2で引き分けることはあるだろう。しかし、パレスがいかに簡単に攻略できたのか、そして今夜もそうなったことが問題だ。前半、ボーンマスは最低でも2点をリードしていたかもしれない」

そのうえで、「アルネ・スロットが解決しなければいけない問題は確かにある。誰もが『CBが必要』と言うけど、CBがいればそれで解決するわけじゃない。攻撃的なサイドバック2人、そして守備よりもボールに絡むことに特徴があるドミニク・ソボスライを起用するなど、チーム構成の問題だ。このままの調子で行けば、リーグ優勝は無理だと思う」と警告している。

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