リヴァプールの遠藤航がセンターバックのオプションになるようだ。
2023年夏にシュトゥットガルトからリヴァプールに加入した遠藤。前任のユルゲン・クロップ監督の下で守備的中盤の主力として活躍した同選手だが、昨シーズンに就任したアルネ・スロット監督の下では、ライアン・フラーフェンベルフとのポジション争いに敗れてベンチを温める日々が続く。それでも、昨シーズン途中からは“クローザー”としての役割を与えられ、プレミアリーグ優勝に貢献した。
遠藤は、今シーズンもここまで昨シーズン同様の役割が与えられている。チームがプレミアリーグ開幕5連勝を飾る中、リーグ戦では3試合に途中出場したのみで、先日の2-1で勝利したリーグカップのサウサンプトン戦で今シーズン公式戦初先発し、フル出場したが、失点に絡む場面があった。
そんな遠藤だが、今後チーム内で新たな役割を与えられる可能性がある。リヴァプールでは、今夏の新戦力である18歳のセンターバック、ジョヴァンニ・レオ-ニがサウサンプトン戦で膝靱帯断裂の重傷を負い、長期離脱することが濃厚に。来年1月の移籍市場開幕まで補強できない中、スロット監督はいくつかのオプションを頭の中に描いているようだ。
『The Athletic』が伝えたところによると、主力センターバックの主将フィルジル・ファン・ダイクとイブラヒマ・コナテ、そしてジョー・ゴメスに続く4番手として遠藤とアンドリュー・ロバートソンが入るようだ。また、フラーフェンベルフもオプションになり得るとされている。
チームにはリース・ウィリアムズもいるが、2021年以降わずか19試合でしかピッチに立っておらず、昨シーズンは期限付きでイングランド4部リーグ2のモアカムに在籍していた。
なお、遠藤は浦和レッズ時代に主にセンターバックとしてプレーし、リヴァプールでは昨シーズンのカップ戦や今夏のプレシーズンマッチのアトレティック・クルブとの試合でも同ポジションで起用されていた。



