リヴァプールのレジェンドであるイアン・ラッシュ氏は、『GOAL』の独占インタビューで現役時代に日本でプレーする可能性があったことを告白している。
1980~1987年、1988~1996年と計15年間リヴァプールでプレーしたイアン・ラッシュ氏。通算660試合で346ゴールを奪い、未だ破られていないクラブ歴代最多得点記録を持つ正真正銘のレジェンドである。
そんなイアン・ラッシュ氏だが、リヴァプール退団後はリーズ、ニューカッスル、シェフィールド・ユナイテッドを経て、生まれ故郷ウェールズのレクサムへと加入。最後はシドニーFCでプレーし、2000年に現役を引退した。しかし、キャリアの終盤には日本でプレーする可能性もあったようだ。
リヴァプールとともに自身3度目の来日を果たした後、都内で行われたイベントで「キャリアの終盤に日本のクラブと契約しそうになったことがありました」と語っていたが、『GOAL』独占インタビューで具体的なクラブ名を明かしている。
「浦和レッズです。実際にそういう話があって、検討もしました。当時はゲーリー・リネカーが名古屋グランパスでプレーしていましたし、私の知り合いでも浦和レッズでプレーしている選手がいて、色々な話を聞きました」
「東京・埼玉は大都市で、そういった大都市でプレーしたいかどうかを考えました。その時は少し田舎に暮らしたいとも思っていて、(日本の)大都市ではないところで興味を持ってくれたチームがないかとも考えましたが、周りの人に『移動が大変だよ』と言われて、そこで諦めましたね。そしてウェールズでプレーすることになったんですが(レクサム)、ウェールズは都市というより長閑な場所なので、最終的にはハッピーでしたよ」
なお、日本の印象については「(日本のかたは)本当に配慮があるというか、みんな温かい。前回来たのは2017年ですが、その時と比べてもリヴァプールのファンがとても増えたと思います。特に若い世代のファンですね」とし、日本でのツアーは「クラブにとって非常に重要です。世界中にサポーターがいるわけですが、なかなかアンフィールドに来られないかたが多いので、こういった機会を利用して普段から来てくれるようにするのが大切だと思っています」とも語っている。


