リヴァプールのプレミアリーグ優勝争いについて、『CBS Sports』のジェームズ・ベンジ記者が予想している。
年内で前半戦を消化したプレミアリーグ。第19節終了時点では、勝ち点42でリヴァプールが首位に立ち、2ポイント差で2位アーセナルが追いかける展開に。3位アストン・ヴィラが同39、4位マンチェスター・シティ(1試合未消化)が同37、5位トッテナムが同36で続くなど、上位陣は混戦が続いている。
そんな中でベンジ記者は、「アストン・ヴィラとトッテナムの努力には敬意を払う」としつつも、タイトルはリヴァプール、アーセナル、マンチェスター・Cの3チームが争うと予想。その上で、1月に補強すべきポジションを指摘した。そしてリヴァプールは、中盤のアンカーを補強すべきと分析している。
「リヴァプールの補強ポジションを理解するには、夏の移籍市場を大雑把に振り返ればいい。モイセス・カイセド、ロメオ・ラヴィアは共にチェルシーとの争奪戦に敗れた。ギャップを埋めたのは遠藤航だが、アレクシス・マクアリスターがフィットしていた時は彼がアンカーを任されていた。ブライトンやアルゼンチン代表で慣れ親しんだポジションではなかったが、予想よりも効果的だったと言えるだろう」
「中盤は攻撃的な志向なので相手を打ち負かすことはできるが、一方でライバルよりも守備的には脆弱に見える。そして、ピーク時に権威をふるったファビーニョの不在(夏に退団)を感じてしまう。彼がDFラインに落ちることで、サイドバックは高い位置で攻守に参加できた。チームの形は多少変化したが、それでもDFラインに入れるMFが必要なケースは散見される。アンドリュー・ロバートソンが復帰した場合、彼はバックラインに残るよりもタッチライン際で駆け上がる方がより輝くのは真実だ」
直近の公式戦7試合は、連続で遠藤が任されているアンカーのポジション。しかし1月1日のニューカッスル戦を最後に、アジアカップ出場のためにチームを離脱することはすでにリヴァプールが発表している。冬の移籍市場開幕が迫る中、補強に動くことはあるのだろうか。


