Takumi-Minamino(C)Getty Images

リヴァプール残留も南野拓実に残された時間はわずか?地元メディア指摘「価値を証明するために…」

リヴァプールFW南野拓実の状況について、地元メディア『リヴァプール・エコー』が伝えた。

2020年冬にザルツブルクからリヴァプールに加入した南野。しかし、強力な前線を擁するチームの中で出番は限定的に。今冬にはさらにコロンビア代表FWルイス・ディアスも加わったため、完全移籍の可能性も浮上していた。実際にリーズやモナコからの関心も伝えられていたが、残留が決定している。

以下に続く

しかし、日本代表FWのリヴァプール内での立場は加入以降最も厳しいものになったのかもしれない。『リヴァプール・エコー』は「タクミ・ミナミノには時間がなくなり、ユルゲン・クロップは間違いだった」と題して特集を組んだ。

サディオ・マネとモハメド・サラーがアフリカ・ネイションズカップに出場するために不在になった1月、南野への期待は高まっていた。クロップ監督も「どうしても必要」と発言していたが、先発出場はリーグカップの1試合のみに留まった。同メディアは、リヴァプールは依然として4大会で勝ち残っているため、「ローテーションを採用する指揮官にとって複数ポジションをこなす日本代表FWは貴重な存在になり得る」と指摘するも、同時に問題点を挙げている。

「ミナミノにとっての問題は、いずれのポジションにおいてもリザーブ一番手ではないということ。マネとサラー不在にもかかわらずこの状況が変わらないのであれば、両選手やハーヴェイ・エリオットが復帰し、ルイス・ディアスが加わった後、『どのようなチャンスなら彼がプレーできるのか』と考えることになるだろう」

「歴史的なゴールを何度も決めた愛される“カルトヒーロー”のディヴォク・オリギとは対照的に、失敗に終わったローリスクのギャンブルとして、ミナミノはシーズン終了後に退団する可能性がある。それでも、レッズでのキャリアが終わりを迎えるとき、ザルツブルク選手としてのアンフィールドでのパフォーマンスが一番の思い出にならないことを、日本代表FWは確実にする必要がある」

そして「サラーとマネがアフリカから帰ってくる前の最後の試合となるFAカップ4回戦のカーディフ戦。序列が下がってさらに出場機会が制限される前、自分の価値を証明するために残されたのは1試合だ」と分析している。

広告