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リヴァプール、最下位セインツに先制許すもヌニェス&サラー弾で逆転し公式戦4連勝!菅原由勢は痛恨のPK献上…

現地時間8日、イングランド・プレミアリーグは第28節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドに菅原由勢の所属するサウサンプトンを迎えた。

67ポイントで首位を快走するリヴァプールと、わずか9ポイントで最下位に沈むセインツ。順位としては天地もの差がある両者において、日本人として所属する遠藤と菅原はともにベンチからのスタートとなった。

ミッドウィークにチャンピオンズリーグを戦ったリヴァプールだが、ターンオーバーで起用されたのはヌニェス、カーティス・ジョーンズ、ツィミカスの3人のみ。立ち上がりから地力で上回り、サウサンプトンを押し込んでいく。

守勢のサウサンプトンは17分にアクシデントが発生。キャプテンマークを巻くベドナレクが負傷し、そのままコチャプとの交代を余儀なくされた。

ボールを保持するリヴァプールだが、人数をかけてゴール前を守るサウサンプトンに対してなかなか決定機を作り出すことができない。

すると迎えた前半アディショナルタイム、左サイドからのスローインをエリア内左に走り込んだスモールボーンが受ける。これはファン・ダイクが体を入れてGKアリソンに取らせようとするが、別の角度からマテウス・フェルナンデスが奪いに来たことでボールを失ってしまう。これを拾ったスモールボーンが角度のない位置から冷静にアリソンの股を抜くシュートを沈め、最下位のサウサンプトンが首位リヴァプールから先制点を奪った。

1点ビハインドで後半を迎えたリヴァプールは、ソボスライ、C・ジョーンズ、ツィミカスに代えてマクアリスター、エリオット、ロバートソンを投入。3枚替えでまずは同点ゴールを目指した。

すると51分、左サイドで縦に仕掛けたルイス・ディアスがエリア内左の深い位置から左足で折り返すと、ニアサイドに飛び込んだヌニェスがダイレクトで流し込み、リヴァプールが試合を振り出しに戻した。

さらに53分、CKのこぼれ球に反応したヌニェスがスモールボーンに倒されてPKを獲得。このPKをサラーが沈め、リヴァプールがあっという間に逆転に成功する。

逆転を許したサウサンプトンは直後、菅原とアーチャーを投入。一方のリヴァプールはヌニェスに代えてジョタを投入する。

さらにリヴァプールは81分、フラーフェンベルフに代えて“クローザー”の遠藤を投入し、アンフィールドが沸く。84分には、浮き球パスに抜け出したL・ディアスと並走した菅原がエリア内左で体を入れてボールを奪ったかに思われたが、VARの結果、ボールをキープする際に腕に当たっていたとしてリヴァプールにPKが与えられる。このPKを再びサラーが豪快に沈め、リヴァプールが試合を決定づける3点目を奪った。

アディショナルタイムは7分と長めに取られたが、アレクサンダー=アーノルドに代えてクアンサーを投入し遠藤が中盤の底で目を光らせるリヴァプールからサウサンプトンが2点を奪う力はなく。逃げ切ったリヴァプールが逆転勝ちを収め、リーグ戦3連勝、そして公式戦4連勝を飾った。

■試合結果

リヴァプール 3-1 サウサンプトン

■得点者

リヴァプール:ヌニェス(51分)、サラー(54分PK、88分PK)

サウサンプトン:スモールボーン(45+1分)

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