プレミアリーグは17日に第25節が行われ、リヴァプールはブレントフォードと対戦した。
アーセナルとの上位対決を落としたが、前節バーンリー相手に勝利を取り戻した(3-1)首位リヴァプール。1試合未消化の2位マンチェスター・シティが2ポイント差に迫る中、勝利が必要なアウェーゲームに挑んだ。GKアリソンは筋肉系のトラブルで欠場となったが、サラーがケガから復帰してベンチ入り。また、遠藤航は2試合連続で先発に入った。
試合序盤は縦に速く攻めるブレントフォードが良い形を作り、リヴァプールはボールを落ち着かせられない時間が続く。それでも10分、右サイドからリターンパスを受けたブラッドリーがボックス内に侵入して決定的なシュートを放つと、徐々に相手陣内でのプレー時間を増やしていく。しかしブレントフォードも15分と20分、モペイのパスを受けたトニーが際どいシュートを放つなど、両チームとも素早い攻撃からチャンスを作る。
リヴァプールは34分、接触で痛めていたカーティス・ジョーンズがプレー続行不可能となり、フラーフェンベルフと交代に。前半の内にアクシデントで交代カードを1枚切ったが、その直後に先制に成功。35分、自陣ボックス内でファン・ダイクがクリアすると、ジョタが競り勝って頭で落とす。走り込んで受けたヌニェスが完全フリーとなり、最後はGKの頭上を越すループシュートを決めた。
良い時間にリードしたリヴァプールだったが、43分に再びアクシデント。相手との競り合いで足を痛めたジョタがプレー続行できず、担架でピッチを後に。好調のアタッカーを失ったが、ケガから戻ってきたサラーが復帰を果たした。そのサラーが決定機を活かせなかったが、前半をリードして折り返す。
1点を先行して後半を迎えたリヴァプールは、後半頭から先制点のヌニェスに代えてガクポを投入した。50分には中央突破からディアスがシュート、51分にもDFラインの背後を取ったサラーが決定機を迎えるなど、追加点に迫っていく。
すると55分、リヴァプールがリードを広げる。遠藤が相手GKのキックをヘッドで跳ね返し、右に開いたサラーが低い位置からボックス内へパスを送る。これを飛び込んだマクアリスターが受けて流し込んだ。見事な連携からアウェイチームが追加点を奪った。
劣勢のブレントフォードは63分、ウィッサやオニェカ、ルイス=ポッターを入れて状況の打開を図る。しかし、次のゴールもリヴァプールだった。68分、GKのロングパスをガクポがヘッドで背後のスペースに落とし、走り込んだサラーが相手を振り切ってシュートを決めた。見事なエースの復帰弾で、試合を決めにかかる。
しかし75分、ブレントフォードも反撃開始。オニェカのパスに抜け出したウィッサがパスを送り、レギロンがシュート。これはGKに防がれたが、トニーが抜け目なく流し込んだ。ホームチームが2点差まで詰め寄る。
それでもリヴァプールは86分、相手のミスを見逃さずにガクポが冷静に4点目。このまま試合を終え、4-1で難敵ブレントフォードを敵地で下している。
この結果、連勝のリヴァプールは勝ち点を57まで伸ばすことに成功し、暫定ながらマンチェスター・Cとの差を「5」まで広げた。しかし、好調のジョタとカーティス・ジョーンズが負傷交代するなど不安を残している。





