フランス代表OBティエリ・アンリ氏は、リヴァプールFWモハメド・サラーの振る舞いに苦言を呈した。
2017年にリヴァプールに加入して以降、チームのエースとして活躍してきたサラー。昨シーズンには得点王とアシスト王に輝いて5年ぶりのプレミアリーグ優勝に貢献した。しかし今シーズンは開幕から不調が指摘されており、直近のリーグ戦3試合では先発から外れていた。するとリーズ戦後、サラーはミックスゾーンで記者に対してアルネ・スロット監督を批判する発言を残した他、リヴァプール退団も示唆。この発言は物議を醸しており、チャンピオンズリーグのインテル戦ではメンバーからも外されている。
アーセナルやフランス代表で長年活躍したアンリ氏は、サラーの振る舞いについて『CBSスポーツ』で「モー・サラーがピッチ上で成し遂げたことについて、今は誰も話題にしてはいない。私は彼が間違ったことをしたと思う。そしてこの瞬間は、それだけが話題になってしまっているね」と話し、以下のように続けた。
「チームが苦しんでいる時に、個人の状況を公の場で話すべきではないよ。ドレッシングルーム内でやるべきことだ。私だってそうしてきた。すべてをぶちまけるのはドレッシングルーム内で、文句を言うべきは監督の部屋なんだ」
「バルセロナ時代、アウェーゲームに遠征したけどスタンドから試合を見ることがあった。この件について私が何を言ったか知っている人はいる? いないよね。ここにはチームがあって、すべてを懸けて自分のチームを守る必要がある。私は公の場ではなく、ペップ(グアルディオラ)に対して私の考えを直接言ったんだ」
「だからサラーの発言は間違いだと思っている。ピッチ上での功績は関係ないことだ。私はモー・サラーが大好きで、彼のプレーが大好きだ。しかし、それとこれとは関係ない。あのようなやり方は良くはないよ」


